2019年6月26日 (水)

ワラジムシの交尾を見た

庭の塀を見たら、ワラジムシが交尾していた。

ワラジムシの交尾は初めて見た。

(オカダンゴムシの交尾は以前見た。またダンゴムシの交尾を見た。: だんだんダンゴムシ



見た時はメスの左側に挿入していた。

慌ててカメラを取り戻ったら、右側への挿入を試みていた。






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オスがメスの右の孔に腹部を近づけている。

フナムシの交尾と似ている。

オカダンゴムシの交尾と似ていない。

ダンゴムシの交尾、フナムシの交尾: だんだんダンゴムシ



参考

ホソワラジムシの交尾の写真があるブログ

ワラジムシの交尾ってこんな感じなんだ。



メスのワラジムシを捕まえて、3週間ぐらい?飼ったら子どもが産まれた。
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2019年5月16日 (木)

市川市動植物園のダンゴムシの展示

市川市動植物園に行った。

ダンゴムシの展示があった。


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>ダンゴムシ

>子どもたちに人気のダンゴムシは、等脚類という生き物のグループです。広く言えばエビやカニと同じ甲殻類、さらに広く言えば昆虫と同じ節足動物です。等脚類にはダンゴムシ、ワラジムシ、フナムシなどがあり、水族館で人気のダイオウグソクムシも同じなかまです。


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>さわっても良いよ!


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左:トウキョウコシビロダンゴムシ。右:オカダンゴムシ


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> 外来種のダンゴムシと在来種のダンゴムシ

>家の庭で見られるダンゴムシはオカダンゴムシと言います。とても身近なオカダンゴムシですが、実は地中海地方原産の外来種です。

>日本の在来種のダンゴムシは森の中の落ち葉の中にいて見かけることはほとんどありません。見つけるのが難しい在来種のダンゴムシですがなんと博物館の敷地内に沢山生息していることがわかりました。

>トウキョウコシビロダンゴムシと言う種類でオカダンゴムシより体が小さく、湿った場所を好みます。

>見分けるにはお尻の先の模様を見ます。オカダンゴムシは三角形に見え、トウキョウコシビロダンゴムシは砂時計の形に見えます。

>皆さん是非、見比べてみてください。


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模様ではなく節の形。

さすがに違いはわからないと思う。人に教えてもらわないと難しい。

ケースが乾燥していて、ダンゴムシがかわいそうな展示だった。



博物館の敷地にはハヤシワラジムシやヒメフナムシもいた。

市川市ならヒメフナムシが一番珍しいはず。



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ミズムシ

ヌマエビの水槽に紛れていた。



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ダイオウグソクムシの置物





関係ない話

家の庭にシマサシガメの幼虫がいた。
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えんどう豆の葉を食べる芋虫を食べていた。



サシガメがダンゴムシを食べたという話を聞いたことがある。

試しにダンゴムシやワラジムシと一緒にしたが食べなかった。

シマサシガメはダンゴムシの捕食者ではない?

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2019年3月 8日 (金)

メダマグソクムシ

前のページの続き



メダマグソクムシ

メダマグソクムシ Aegiochus vigilans だと思う。


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腹尾節の後ろがギザギザ


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目がとても大きい




交尾針

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オスの第2腹肢

見えにくいが交尾針がある。



Bruce, N. L. (1983). Aegidae (Isopoda: Crustacea) from Australia with descriptions of three new species. Journal of Natural History, 17(5), 757-788.

ここによると、メダマグソクムシの交尾針は最初は上の写真のように内肢より短く、成長につれて長くなり、最終的に上の写真の2倍ぐらいの長さになる。



さらに、オスは頭と第1胸節の形も変わって、メスと違う形になるようだ。

成熟すると、カブトムシのような角が頭に生え、背中にはツノゼミのような突起が生える。

この変化は、体長の変化を伴わない。

メダマグソクムシとA. webberi にしか見られない珍しい特徴。



頂いたグソクムシは成熟していないかもしれない。

エサを食べた直後だから?

この後、海底で成熟する?






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←オス、メス→

かなり交尾針がわかりづらい。形も雌雄で同じ。

この後、脱皮を繰り返して大人になるのだろう。



腹の色が赤、青、黄色。

色は腸内の食べ物?

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色と雌雄は関係ないと思われるが、

論文に色についての記述はなく、よくわからない。





体表の色については、論文でアルコールで茶褐色と書いてあるが、生きている状態では白っぽい。

アルコールに入れたら、茶色に変色した。

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グソクムシ科Aegiochus属

歌魚風月さまからグソクムシをもらいました。

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腹が膨れている。

おそらく魚の寄生虫。



グソクムシ科、スナホリムシ科、スナホリムシダマシ科、ウオノエ科、ニセウオノエ科: だんだんダンゴムシを参考にすると、グソクムシ科だった。

前3対の胸脚が鎌型、後ろ4対は歩行用で、maxillipedの頂端に棘あり。




グソクムシ科の属への検索表

Bruce, N. L. (2009). The marine fauna of New Zealand: Isopoda, Aegidae (Crustacea) NIWA.

グソクムシ科の検索表があった。(日本語訳が怪しい)


1.第7胸節より第1腹節が狭い、多くは目がない━━━2
1.第7胸節は第1腹節は狭くない、大きな目がある━━3
2.額葉あり、maxilliped palp3節、尾肢のramiが層状━━━━━━━━Syscenus
2.額葉なし、maxilliped palp2節、尾肢内肢のramiはstub状、外肢は糸状━━Xenuraega
3.背中が潰された形、額葉は細く、盾型か下膨れ、rostrumの前方が広く円いか切り欠け━━ウオノシラミ属 Rocinela
3.背中がアーチ状、額葉は広い、rostrumは狭く円いか先が尖る━━━━━━━━━━4
4.rostrumの前方が尖る、額葉の背面が平ら、第1触角柄節が平ら━━5
4.額葉は後端がフリーで狭い、触角は平らでない━━━━━━━━6
5.尾肢のramiが同一平面上で腹尾節の先端に届く、尾肢内肢の側面に凹みがない、腹尾節後端が強く突き出ない━━━━グソクムシ属 Aega
5.尾肢外肢に対して内肢は斜めで、腹尾節の先端を越えない、略尾肢内肢の側面に凹みがある、腹尾節後端がグッと突き出る━Aegapheles
6.rostrumは腹側へもしくは腹側と後方へ曲がる、maxilliped palp第5節は幅より長さが長く、第4節とくっつかない━━Aegiochus
6.rostrumは小さく、突き出ず、背中側から見えない、maxilliped palp第5節は小さく、第4節の幅の0.3倍未満━━━━Epulaega




Aegiochus

同定したところ、Aegiochus属の特徴を持っていた。


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長方形な体


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大きい目


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第1触角の節が棒状

目の間の前方の正中線上にある先端部分(rostrum)が下方に折れ曲がり、頭楯の腹面が広く平たくならない。


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maxilliped



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グソクムシ属 Aega

rostumは際立って鋭く前方に突き出る、第1触角の柄節のうち2節は背腹軸方向に押しつぶされた形になり、そこに前外側にlobeや細い第3節があることがある、尾肢原節に細長い正中するlobeがあり、それは尾肢内肢の長さまで伸びる。

グソクムシ科のグソクムシ属Aegaは、鳥羽水族館のブログに写真があった。

第1触角の節が平たく、頭楯の腹面が平たいので、Aegiochus属ではなくグソクムシ属であるとわかる。

メナガグソクムシはAega属、メダマグソクムシはAegiochus属。




ウオノシラミ属 Rocinela

魚の血を吸う。海底によく潜んでいて、食事のときだけ魚に貼り付く。

体側面の縁は徐々に先細る、顎脚の鬚は2~3節、第1触角柄節は平たくならない、額葉は小さく頭楯は幅広、上唇は小さくフリー、大顎の鬚の第1節は細長い。

BRUSCA, R. C., & FRANCE, S. C. (1992). The genus Rocinela (Crustacea: Isopoda: Aegidae) in the tropical eastern Pacific. Zoological journal of the Linnean Society, 106(3), 231-275.

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ニホンスナホリムシモドキ?モクズスナホリムシ?

歌魚風月様よりスナホリムシをいただいた。

もらったのは2017年で忘れていました。すみません。

沈木に棲む生物


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5mmぐらいのスナホリムシ



スナホリムシ科で間違いない。

スナホリムシ科は62属あり、以下の7属が日本から見つかっている。

スナホリムシ科
┣スナホリムシ属 Cirolana
┣モモブトスナホリムシ属 Natatolana
┣ナガスナホリムシ属 Dolicholana
┣ヒメスナホリムシ属 Excirolana
┣ナギサスナホリムシ属 Eurydice
┣オオグソクムシ属 Bathynomus
┣スナホリムシモドキ属 Metacirolana





ニホンスナホリムシモドキ Metacirolana japonica

サイカイナギサスナホリムシ Eurydice saikaiensis

サドスナホリムシ Cirolana sadoensis ?

モクズスナホリムシ Cirolana liginicola ?



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1cm以下で、スナホリムシでは小さい方。


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第2触角が離れ、第1触角がくっつき気味。

頭楯が前に出っ張る。

額片が膨らむ。


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頭楯が前に出っ張る。


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第4腹節が第5腹節の側面を覆う。

腹尾節の後端が長方形だが、中心が浅くくぼむ。




情報がなくてニホンスナホリムシモドキについてよくわからない。

サイカイナギサスナホリムシにも見えるが違う。

サドスナホリムシとモクズスナホリムシに似るが、複眼が大きいので違うかもしれない。

モクズスナホリムシは木材から採集されているので、これかもしれない。

学術用語が難しすぎて決められない。

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ダンゴムシのクッキー

ダンゴムシのクッキーをもらった。

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おいしい


ネッタイコシビロダンゴムシだとわかるレベルのできですごい。

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2019年2月26日 (火)

中国のコシビロダンゴムシ

中国の雲南省のコシビロダンゴムシをもらった。

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オス


日本にもいると吐かしてしまったが、日本の種と近縁な別種のダンゴムシだった。




中国雲南省シーサンパンナのダンゴムシ

Dai, A., & Cai, Y. (1998). Terrestrial isopoda (Crustacea: Isopoda: Oniscidae) from the Xishuangbanna region of Yunnan Province, south-western China. Acta Zootaxonomica Sinica, 23(2), 128-151.

シーサンパンナ熱帯植物園周辺にはダンゴムシやワラジムシが16種いる。

コシビロダンゴムシは6種いる。Spherillo menglunensisDryadillo jinhongensisD. chengziensisVenezillo menglaensisHybodillo dianicusCubaris murina



論文を読んでも、違いがよくわからない。

おそらくSpherillo menglunensis



おしり
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尾肢外肢が腹尾節まで飛び出ている。

外肢が長い種類を知ってはいたが、見たのは初めて。


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2019年1月24日 (木)

フチゾリネッタイコシビロダンゴムシ

ダンゴムシのガチャの第3弾の予約が始まっている。

オカダンゴムシとフチゾリネッタイコシビロダンゴムシが出るらしい。



ネッタイコシビロダンゴムシ属

A study of Tasmanian Oniscoidea (Crustacea: Isopoda).によると、

ネッタイコシビロダンゴムシ属の標徴の一つは

>Posterior borders of 1st-6th segments of pereion more or less deeply incurved on each side, that of 7th segment straight or shallowly incurved on each side.

だと書いてある。

ネッタイコシビロダンゴムシ属は甲羅の縁が反ることが特徴らしい。

フチゾリはここからついた名前かな?



日本産土壌動物第2版によると、ネッタイコシビロダンゴムシ属の中で日本の正式な記録ではネッタイコシビロダンゴムシ Cubaris murina だけのようだ。

世界中の熱帯、亜熱帯にいる。日本は沖縄本島、石垣島、西表島にいる。

唐沢重考. (2017). 沖縄島からのネッタイコシビロダンゴムシ (軟甲綱: ワラジムシ目: コシビロダンゴムシ科) の初報告. Fauna Ryukyuana, 37, 3-5.



3つの島にいるネッタイコシビロダンゴムシはDNA配列はほぼ同じで同種だろう。

この論文では、このネッタイコシビロダンゴムシが外来種である可能性を唱えている。

人の近くにいて、3島でDNA配列が同じなのであり得そう。

在来のコシビロダンゴムシを脅かすかもしれない。




イリオモテコシビロダンゴムシの名前の変更

Imgp2257日本産土壌動物第1版

ネッタイコシビロダンゴムシは昔はイリオモテコシビロダンゴムシと言われたらしい。

西表島から新種として報告されたイリオモテコシビロダンゴムシが、実はすでに知られるネッタイコシビロダンゴムシであったと以下に書いてある。

唐沢重考. (2012). Cubaris iriomotensis は, 汎熱帯種 Cubaris murina (Crustacea: Isopoda: Oniscidea) の新参異名. Edaphologia, (91), 21-30.

異名とは、同じ動物につけられてしまった違う学名のこと。





写真を見ると、論文のCubaris murinaと、「ダンゴムシの本」のフチゾリネッタイコシビロダンゴムシは色が違う。

「ダンゴムシの本」では日本にはネッタイコシビロダンゴムシが何種かいると書いてある。





ガチャでネッタイコシビロダンゴムシがどこまで再現できているか。

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2019年1月14日 (月)

ダンゴムシガチャ第2弾

ガチャの第2弾
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愛媛県産の伊予柑



第1弾からの改良点7つ

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眼が複眼


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第1胸脚が第1胸節から生えている

脚の位置が正しくなった


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脚を内向きにしなくても丸くなる

腹側の部品が甲羅の形に


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腹肢がリアル

偽気管は再現されず


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節の縁取りがリアル


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尾肢内肢

オカダンゴムシの尾肢の裏側が再現されていた



オカダンゴムシの尾肢
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オカダンゴムシの尾肢内肢(U en)と尾肢原節(U pr)

オカダンゴムシとコシビロダンゴムシのおしり。尾肢: だんだんダンゴムシ






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だんごむし新聞第2号



>ヘッドシールドとも言います

文脈が変?この単語使う?

頭部は胸節が融合しているので、「頭胸部」と言った方が正確かもしれない。



「触覚」ではなく「触角」

ダンゴムシは第2触角も匂いを感じているようにも見える。



おしりから水を飲むらしい。

口から飲むところしか見たことがないから見たい。




ダンゴムシの豆知識は交替性転向反応、おしりから水、ときたので、

次は、脱皮を前後に分ける、外来種、オカダンゴムシとコシビロダンゴムシは親戚ではない、とか?

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2019年1月10日 (木)

海水浴客が多いとスナホリムシが少ない

ニュースで、海水浴客が減少傾向だと読んだ。

海水浴客は減少傾向 レジャー多様化で

スナホリムシにとっては吉報かもしれない。



スナホリムシは浅い海にいるダンゴムシの仲間

ヒメスナホリムシ
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海水浴場にもいて、皮膚を噛んでくることがある。

浜辺で足をかじってくるスナホリムシ: だんだんダンゴムシ




海水浴客の数とブラジルヒメスナホリムシの数

ブラジルに Excirolana braziliensis (ブラジルヒメスナホリムシ?)がいる。

Veloso, V. G., Neves, G., & de Almeida Capper, L. (2011). Sensitivity of a cirolanid isopod to human pressure. Ecological Indicators, 11(3), 782-788.

海水浴場で、1年間スナホリムシの数を調べて、客の数と比較している調査があった。



客の数:Alvorada>Recreio>>>Reserva

スナホリムシの数:Alvorada≒Recreio<Reserva



自然保護区は密度が高いが、人の多い場所は低い。

ヒメスナホリムシの密度と客の数に負の相関がある結果に。

産む卵の数や死亡率への悪影響は見つからなかったが、成熟が遅れる傾向があるとしている。



原因はヒトの蹄圧や生息地の分断の悪影響と推測している。

教科書的には、保護区は連続的であると良いと聞いたことが、ヒメスナホリムシにも重要?



丸まったヒメスナホリムシ
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教科書と言えば、学校の教科書には消費税は逆進性があると書いてあったが、証明されていないと最近聞いて驚いた。

今の経済学ではむしろ否定的な見方が強いらしい。

教科書であっても内容は絶対じゃない。

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