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2012年5月

2012年5月31日 (木)

ヒメフナムシの抜け殻

飼育していたヒメフナムシが脱皮した。

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前半分の抜け殻

体の色は茶色だが、抜け殻は白い。

細い触角が完全に残っている。



少し食われているのは、脱皮した後に殻を食べる性質があるから。

抜け殻を食べるのは、窒素やカルシウムの再吸収のため。

脱皮動物が脱皮殻を食べるのは普通らしい。



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コシビロダンゴムシの脱皮殻の拡大写真



対馬列島のチョウセンヒメフナムシ

対馬に行った時、チョウセンヒメフナムシ Ligidium koreanum らしいヒメフナムシがいた。

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対馬のヒメフナムシ

国内のチョウセンヒメフナムシの分布は九州地方である。

韓国と北朝鮮にもいる。




日本にはヒメフナムシだけでなく、チビヒメフナムシというフナムシもいる。

キヨスミチビヒメフナムシを見てみたい。

千葉県の清澄山だけにいる。




京都府にはニホンチビヒメフナムシ

愛媛県にはイヨチビヒメフナムシがいる。

超珍しいフナムシ、チビヒメフナムシ: だんだんダンゴムシ

 

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2012年5月17日 (木)

アルビノのダンゴムシ

千葉大学でダンゴムシを探していたら、松林でアルビノのオカダンゴムシを1匹見つけた。([[[[[)<


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内臓の食べ物が黒く透けている。目も白い。


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口は黒い。



よく見ると白体が2対しっかりと見える。

白体はpseudotracheaと呼ばれる呼吸器官で、

毛細気管が網目状になっていて、光を乱反射して白く見えているのかもしれない。



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しばらくしたら体前半が白くなった。 黒い食べ物が消化されて胃が空になったようだ。




(追記)

この後、死にました。

アルビノダンゴムシが死んだ: だんだんダンゴムシ

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水分とダンゴムシ

ダンゴムシを飼うときは、水分に一番気をつける必要がある。

ちょっとでも切らすとすぐ死ぬ。今まで殺した数は計り知れない(;´Д`A ```


死んだダンゴムシを見て思った。

丸くなるのは水分が体から蒸発しないようにするため、と聞いたけど、本当なのか?


水をやらずに死なしてしまったダンゴムシは丸くなっていない。

水分保持のため丸くなるというのと矛盾するような…

死んだら解けてしまうのかな?


(追記)

ダンゴムシと水について、詳しく書いた。ダンゴムシの甲羅の水の蒸発量。: だんだんダンゴムシ


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丸くなったダンゴムシをアリに襲わせたが、少ししか興味を示さず、ダンゴムシは食べられなかった。

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2012年5月16日 (水)

オカダンゴムシVSコシビロダンゴムシ

日本には、外来種のオカダンゴムシと在来種のコシビロダンゴムシがいる。

見分け方はオカダンゴムシとコシビロダンゴムシの見分け方: だんだんダンゴムシにまとめた。

一番わかりやすい見分けるポイントはお尻の形である。
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オカダンゴムシは扇形

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コシビロダンゴムシはひょうたん



その他、多くの点が違う。

オカダンゴムシとコシビロダンゴムシの腹肢の違い: だんだんダンゴムシ

ダンゴムシやワラジムシの外来種がブラックリストに載るかも: だんだんダンゴムシ



オカダンゴムシとコシビロダンゴムシは住み分けたり一緒にいたりする。
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左:コシビロダンゴムシ  右:オカダンゴムシ





分布環境の違い


(1) コシビロダンゴムシしかいない場所

人の手が入っていない、常に湿った森。種類によっては人の手があってもいる。

町中でも保全されていればコシビロがいる。

落ち葉を見ると、積もっているだけでなく、カビによって分解されかけている。



(2) 2種ともいる場所

人の手入れが少しあるが、常に落ち葉が大量に積もっている。

一緒に共存している生息場所はあちこちで見られる。



(3) オカダンゴムシしかいない場所

必ず人の手が入っている(もしくは過去に入っていた)。

落ち葉の層が薄い。



コシビロダンゴムシが減っているのは人間のせいでは?

虫ナビに「オカダンゴムシに押されて、コシビロダンゴムシが減っている」と書いてあったが、オカダンゴムシはコシビロダンゴムシの分布にあまり影響は与えていないと思う。




子どもの数の違い


オカダンゴムシのメスを捕まえて1回産む子供の数を数えると、10匹~数百匹も産む。

子どもは乾燥に少し強い。



コシビロダンゴムシの1回に産む子どもの数は、2~30匹ぐらい。

子どもは少しの乾燥で死ぬ。



コシビロは生息環境が限られ、移動できず、おそらく生息地は減る一方である。

コシビロダンゴムシが住める場所が新しくできても、移住ができないと思う。




オカダンゴムシとコシビロダンゴムシの子どもの数


文献で1回に産む子どもの数の平均を調べた。

Cubaris murina           25   (ネッタイコシビロダンゴムシ)
Porcellio scaber          24   (ワラジムシ)
Porcellio dilatatus        17  (オビワラジムシ)
Armadillidium vulgare  113   (オカダンゴムシ)
Trichoniscus pusillus      5  (チビワラジムシの一種)
Philoscia muscorum     13   (ヒメワラジムシの一種)

Reproduction of Cubaris murina (Crustacea: Isopoda) under laboratory conditions and its use in ecotoxicity tests.

やはりオカダンゴムシが桁違いに多い。

オカダンゴムシのメスは何回も子どもを産めるから、どんどん増えそう。

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2012年5月11日 (金)

鹿島神宮のでかいダンゴムシ

茨城の鹿島神宮付近に行った。

ダンゴムシが異常に大きかった。

オカダンゴムシの体長15mmぐらいの大物がゴロゴロ。

ワラジムシは普通の大きさ。



コシビロダンゴムシは10mmのやつがいた。
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10mmサイズは初めてみた。


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尾が砂時計型なのでオカダンゴムシではなくコシビロダンゴムシ。



コシビロダンゴムシのエサは基本的に枯れ葉だが、市販の「金魚のえさ」も食べる。

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エサをやると、エサの方向に触角をのばして突く。

エサから出るなにかを触角が感知しているのかもしれない。

ワラジムシも同じような行動をする。



仲間同士でも体を触角でつつき合うので、体からフェロモンが出ているのかも?

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2012年5月 3日 (木)

sphaeromatidea(コツブムシ科)の一種の写真

コツブムシの仲間は日本の海岸に普通にいる。


海藻についていた。

大きさ5mmほど。見た目はダンゴムシっぽい
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腹尾節とヒレの形と甲羅の模様が独特。


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それなりに泳げる。

尾節の内側に腹肢があり、常に動かして呼吸している。

エサは海水中や岩表面の有機物を食べてるのかな?


コツブムシも脱皮するとき、半分ずつ殻を脱ぐ。どこまでもダンゴムシそっくり。


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海藻の仮根とそこにつく石灰藻?

甲羅の模様は、こんなふうなものを真似ているのかな?

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