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2012年8月

2012年8月30日 (木)

コシビロダンゴムシの脚の数も増える(ダンゴムシの裏側の写真がたくさん載ってます)

ダンゴムシはオカダンゴムシとコシビロダンゴムシに分けられる。

コシビロダンゴムシも成長すると脚の数が増えるのだろうか?



産まれたてのコシビロダンゴムシ

卵を持つコシビロのメスを捕まえ、孵した。


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産まれて脱皮後のコシビロダンゴムシ

赤ちゃんコシビロダンゴムシも足の数は6対12本であった。


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胸節6つ




少し育ったコシビロダンゴムシ

数ヶ月前に孵ったダンゴムシを見たら、
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産まれて数ヶ月経っても、6対12本のままであった。


6(触角が1本切れてかわいそう)
他も6対12本。


しかし、3匹目のちょっと大きめの子どもは、
7
7対14本。(上の写真の2個体と同じ時に同じ個体から産まれている。)

脱皮の回数が違いで、脚の数も変わるようだ。




大人のコシビロダンゴムシ
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7対14本である



たくさんの脚があることは重いコストであり、子どもは少ない方が良いということか?

大人は足が多い理由を考えてみた。

1.体をしっかり支えられ、地面から剥がれにくくなる
2.敵に襲われて(脱皮に失敗して)何本かもっていかれても大丈夫
3.交尾時、メスを放さないため

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2012年8月29日 (水)

ダンゴムシの足の数は変わる

少し前にダンゴムシの先生にお話を伺った。

そのとき衝撃的な話を聞いた。



大人のダンゴムシの足の数は7対14本であるが、

産まれたばかりのときは、足が6対12本しかない」ということである。



ほんとかよ!?

と思って、産まれたばかりの子どもの足の本数を確かめてみた。



ダンゴムシの子供
Photo
産まれた直後のオカダンゴムシ Armadilliidum vulgare を顕微鏡で撮影


本当だった。
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確かに、赤ちゃんの足の数は6対12本である。

一番右の2本は足ではなく第2触角。

頭部がでかく、胸節(足が生える節)が6つしかない。



http://www.edu.city.kyoto.jp/science/online/nature/35/index.html
ここに書いてある。

http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005301170_00000
映像をよーく見ると、あしが6対なのがわかる。(この動画で「おしりで水を飲む」というシーンがあるが、個人的には排水ではないかと思っている。寿命は3年とあるが、潜在的にはもっと長い。)



大人のダンゴムシ
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大人のダンゴムシの足は7対14本

ダンゴムシは大きくなる途中で、後ろに足が一対(胸節が一節)増える。


ダンゴムシはこの程度だが、エビやカニは幼生から成体へもっとダイナミックな変化を遂げる。

ダンゴムシの生活はずっと土の中だから変えないのかもしれない。



ワラジムシの子ども
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丸くならないワラジムシの赤ちゃんも6対12本



脚が6対12本しかない時期の幼生を、専門用語でmancaと呼ぶ。

オカダンゴムシの親戚のコシビロダンゴムシヒメフナムシ、ダイオウグソクムシの脚の数も同じ。

ワラジムシ目(等脚類、Isopoda)の胸脚の数の12本→14本は共通している。



ちなみにダニも足を増やすらしい。幼生6本→大人8本

意外と一般的な現象?



ちなみに触角の本数は大人も子どもも4本。

ダンゴムシの触角は2本ではなく4本。

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2012年8月28日 (火)

オカダンゴムシとコシビロダンゴムシの甲羅の違い

オカダンゴムシとコシビロダンゴムシは白体の数が違うが、甲羅にも違う場所がある。


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オカダンゴムシの甲羅の端。

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コシビロダンゴムシの甲羅の端。前から2番目だったかな?

内側に突起が出て、ポケットのようになっている。

丸まったとき、後の節の甲羅がうまく挟まるらしい。



強度があがる?

コシビロダンゴムシは丸くなるという点で、進化したダンゴムシかもしれない。

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2012年8月23日 (木)

神奈川県横浜のオカダンゴムシ

横浜でオカダンゴムシを捕まえた。
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左は関係ないコシビロダンゴムシ。右が横浜産オカダンゴムシ。

オレンジ色のオカダンゴムシが多くいた。


千葉のオカダンゴムシに金魚用の赤い色素入りのエサをやっても色は変わらない。

色は食べ物のせいではなく、遺伝的な原因の可能性が高いと思う。


Photo
死体に見えた

保土ヶ谷公園にはかすんだ色のダンゴムシもいた。おそらく脱皮直前



地域によって微妙にオカダンゴムシの色が違う気がする。

 

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土の中のヨコエビ

森でダンゴムシを探しているとヨコエビもいることがある。

ダンゴムシやワラジムシのような甲殻類だが、別の種類。

ダンゴムシは跳ばない。



ヨコエビはあまり興味はないが、とりあえず捕まえてみた。

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ぴょんぴょん跳びはねる。後の方の足が長くて太い。


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このヨコエビは黒っぽい色をして、表面はテカテカしている。


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アルコールに漬けると一瞬で真っ赤に変色して死ぬ。



海岸や海にいるヨコエビとほとんど形が変わらない。

ワラジムシ目より歴史が浅いと聞いたことがある。




ダンゴムシに似ていなくもないけど甲殻亜門の違う目

甲殻亜門の見分け方(例外あり)

A背甲が2つ→ウミホタル、ミジンコなど
B背甲が1つ→エビ、カニなど
C背甲がない↓

   円柱の形の体→カイアシ、ホウネンエビ
   横からつぶされた形の体→ヨコエビ
   上からつぶされた形の体→ダンゴムシ

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2012年8月 9日 (木)

福岡のチョウセンヒメフナムシと千葉のニホンヒメフナムシ

福岡県でチョウセンヒメフナムシ Ligidium koreanum ?をつかまえた。

ヒメフナムシは山の中のような落ち葉の積もったところにいるフナムシ。


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体がてかってる。

尾肢外肢がぴんと前を向いている。


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エタノールに漬けた。白いものを出した。



千葉県軍荼利山のニホンヒメフナムシ Ligidium japonicum
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チョウセンヒメフナムシとそっくり



南西諸島にはリュウキュウヒメフナムシ Ligidium ryukyuense がいる。

 

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2012年8月 5日 (日)

南西諸島にいるリュウキュウフナムシ

沖縄に行った友達からリュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis ?をもらった。


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しっぽ(尾肢)や触角が長い。

尾肢(uropod)のうち、内側の突起を尾肢内肢(endopod)、外側を尾肢外肢(exopod)、

この2本が生えている根元の節を尾肢原節(protopod)と呼ぶらしい。



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ダンゴムシより目が大きい。

分布場所的にリュウキュウフナムシだと思う。



正確には、

オスの第1胸脚の先端の節に突起がないとリュウキュウフナムシ
              〃       あるとフナムシ




日本のフナムシ

・北海道、本州、四国、九州:キタフナムシ(Ligia cinerascens)

・本州、四国、九州(温帯、亜熱帯地域):フナムシ(Ligia exotica)

Imgp4391和歌山産

キタフナムシとフナムシは分布が重なるが、

同じ場所に両種が混ざって見られることはない。



・奄美以南:リュウキュウフナムシ

・小笠原:オガサワラフナムシ(Ligia boninensis)、アシナガフナムシ(Ligia yamanishii)、ナガレフナムシ (Ligia torrenticola)

・八丈島:ハチジョウフナムシ(Ligia hachijoensis)

・三宅島:ミヤケフナムシ(Ligia miyakensis)

・宍道湖、神西湖:シンジコフナムシ(Ligia shinjiensis)

・大東島:ダイトウフナムシ(Ligia daitoensis)



多くの種は海岸にいる。

オガサワラフナムシのみ森林にいる。

ナガレフナムシや沖縄のフナムシの一種は淡水に生息する。

ごく稀に海岸にいるはずのフナムシ類が海岸から離れた淡水域で見つかることもある。(これは迷いこんだだけだと思われる。)



フナムシは液体の水がないと生きていけないと聞いたことがある。

飼育は難しいのかもしれない。定期的に水を変えて枯れ葉などをやれば長生きした。




フナムシに似ているが、森林にいるのはヒメフナムシ

 

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2012年8月 2日 (木)

ダンゴムシとワラジムシの顔

ダンゴムシやワラジムシの写真を撮った。


オカダンゴムシ

ダンゴムシの頭部(cephalon)と第1胸節(first pereonite)

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なかなかかわいい顔ですよね。


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第2触角の構造がよくわかる写真。

ダンゴムシの触角は先端側の節を「鞭」(flagellum)、一番太くて長い節から根元側を「柄」(peduncle?)と呼ぶ。



ダンゴムシの触角は2本ではなく4本。第一触角、第二触角: だんだんダンゴムシ




コシビロダンゴムシ

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おでこが広く、顔が少し横長な感じ。



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タテジマコシビロダンゴムシ

触角が長め。




ワラジムシ

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頭部の側方の複眼の前に突起がある。

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甲羅がごつごつしている。



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ニホンタマワラジムシも同じような顔

ごつごつ感がない。



ナガワラジムシ
Photo
ナガワラジムシもほぼ同じ顔。

色がついていない。

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