南西諸島にいるリュウキュウフナムシ
沖縄に行った友達からリュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis ?をもらった。
しっぽ(尾肢)や触角が長い。
尾肢(uropod)のうち、内側の突起を尾肢内肢(endopod)、外側を尾肢外肢(exopod)、
この2本が生えている根元の節を尾肢原節(protopod)と呼ぶらしい。
ダンゴムシより目が大きい。
分布場所的にリュウキュウフナムシだと思う。
正確には、
オスの第1胸脚の先端の節に突起がないとリュウキュウフナムシ
〃 あるとフナムシ
日本のフナムシ
・北海道、本州、四国、九州:キタフナムシ(Ligia cinerascens)
・本州、四国、九州(温帯、亜熱帯地域):フナムシ(Ligia exotica)和歌山産
キタフナムシとフナムシは分布が重なるが、
同じ場所に両種が混ざって見られることはない。
・奄美以南:リュウキュウフナムシ
・小笠原:オガサワラフナムシ(Ligia boninensis)、アシナガフナムシ(Ligia yamanishii)、ナガレフナムシ (Ligia torrenticola)
・八丈島:ハチジョウフナムシ(Ligia hachijoensis)
・三宅島:ミヤケフナムシ(Ligia miyakensis)
・宍道湖、神西湖:シンジコフナムシ(Ligia shinjiensis)
・大東島:ダイトウフナムシ(Ligia daitoensis)
多くの種は海岸にいる。
オガサワラフナムシのみ森林にいる。
ナガレフナムシや沖縄のフナムシの一種は淡水に生息する。
ごく稀に海岸にいるはずのフナムシ類が海岸から離れた淡水域で見つかることもある。(これは迷いこんだだけだと思われる。)
フナムシは液体の水がないと生きていけないと聞いたことがある。
飼育は難しいのかもしれない。定期的に水を変えて枯れ葉などをやれば長生きした。
フナムシに似ているが、森林にいるのはヒメフナムシ。
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