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2012年9月

2012年9月27日 (木)

一部の節が白いダンゴムシ

たくさんダンゴムシを観察していると、甲羅の一部分が白化している個体がいる。
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尾肢と腹尾節だけが白い


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左の尾肢だけが白い


他にも脚が一本だけ白いものもいる。
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右の第四胸脚だけが白い


アルビノは滅多にいないけど、この程度の異常を持つ個体はよくいる。

けがをして再生すると白くなるのかな?

 

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2012年9月26日 (水)

赤いワラジムシ、いろんな色のワラジムシPorcellio scaber

街中の周りでよく見る外来種のワラジムシは黒色や灰色のまだら模様をしている。
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灰色のワラジムシ

もっと白っぽいこともある。


赤い色の個体もいる。実はこれも同じ種である。
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赤いワラジムシ

赤というより「鉄の赤さびみたいな赤褐色」といったところ

(オカダンゴムシも赤い色がいるが、もっときれい。)


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

他の赤色のワラジムシとして、マダラサトワラジムシ Agnara pannuosus がいる。

布村昇. (1987). 日本産陸棲等脚目甲殻類の研究 Ⅳ. トウヨウワラジムシ科およびワラジムシ科の分類. 富山市科学文化センター研究報告= Bulletin of the Toyama Science Museum, (11), 1-76.

石川県に分布し、白体が5対、体長は最大6mmと小さい。森林にいて住宅街にはいない。

日本には他に何種類も赤いワラジムシがいる。(ミギワワラジムシ、ヒイロワラジムシなど)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


上野公園ではヤマトサトワラジムシっぽい模様のワラジムシもいた。
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まぎらわしい

最初見たときは、間違えた。色彩の変異がおもしろい。


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底板だけ色が薄い


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なんとも言えない、オレンジに近いまだら模様


赤も黒も、同じ場所にいる。

赤色はすごく目立つ気がする。すぐに敵に食べられそう。

存在するってことは、きっとわずかにメリットがあるはず。

体の色は少数の遺伝子で決定されるらしい。

同じ場所の同じ種類で、これだけ色のバリエーションがあるのは不思議

 

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2012年9月19日 (水)

子どものコシビロダンゴムシが脱皮中

コシビロダンゴムシの子どもの脱皮の写真がうまく撮れた。

Imgp1957_4体長3mmほど
前側の脱皮をしようとしている。


オカダンゴムシと同じで胸節4番目と5番目の間で分けている。目だけは黒いままになっている。


抜け殻を拡大した。
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コシビロダンゴムシの脱皮殻

つぶつぶが見える。細胞?


ダンゴムシにはイリドウイルスに感染すると、一番表面の細胞層にウイルスが結晶化して、青くなるらしい。

イリドウイルス感染ダンゴムシを見たことがないので、脱皮殻の色が気になる。(←※後で見たら白かった)

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2012年9月16日 (日)

ダンゴムシが子ども→大人のとき脚を増やす理由?

脚を増やす理由は調べたけどわからなかった。

自分で考えた。



以下、冗長な文章。



ダンゴムシの足が多いメリットは

1. 体をしっかり支えられ、地面から剥がれにくくなり敵に襲われても耐えられる
2. 敵に襲われて(脱皮に失敗して)何本かもっていかれても大丈夫
3. 交尾時、相手を放さないため

かもしれない。




これが正しければ、メリットは大人になると増える、と矛盾はなさそう。

なぜなら、敵からすれば、大きい大人の方が魅力的なエサであり(卵を持っていればなおさら)、交尾も大人にならないとしないからである。

大人と子供で7対目の脚を持つ相対的なコストが変わらないとすると、大きくなると脚が多くなる方が有利である。

Ws000009






種間の違い

オカダンゴムシは2~3mmのサイズでも脚が7対14本である。コシビロダンゴムシはこのサイズで6対12本である気がする。

7対目の脚があったときの、コシビロダンゴムシとオカダンゴムシの子どもが受けるメリットの量は変わらないはず。



ということはコストが違うかな?

オカダンゴムシの子どもはコストが少ないということになる。



オカダンゴムシは、富栄養環境下で暮らし、
コシビロダンゴムシは、貧栄養環境下で暮らしている

という話が正しいと説明がつく気がする。


Ws000008




オカダンゴムシは、虫の死体を入れると食べる。

コシビロダンゴムシは、ほとんど食べない。

虫の死体は落ち葉より栄養価が高いと思う。




だいぶ想像が交じっている話…

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2012年9月 5日 (水)

ヒメフナムシの脚の数の変化

ヒメフナムシの脚の数も、子供から大人になるとき増えるようだ。

栃木県日光市でヒメフナムシを捕まえた。



子どものヒメフナムシ
Photo
脚は6対12本



卵を抱えたヒメフナムシ
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大人は7対14本



12   →   14
という形質は、ダンゴムシ、ワラジムシ、フナムシを含むグループ、ワラジムシ目に共通する。

ダイオウグソクムシも同じ。



調べたら、「海洋と生物」という雑誌に

>等脚類は…育房で孵化したばかりの幼生はマンカ(manca)とよばれ、第7胸脚をもたない。

とあった。






上の写真のヒメフナムシが死んでいるのは私が殺したからではなく、死んでしまった。

顕微鏡を見たところ、死体に線虫がいた。

Imgp19052
線虫



ダンゴムシを殺す捕食性の線虫がいるらしいから、この線虫がヒメフナムシを殺した?

もしくは、腐食性の線虫もいるので、死体を食べていたのかもしれない。

昨日全員生きていて、今日ケースの中にいた約10匹が全滅しているので、殺虫能力があるとすればとても高いと言えるかもしれない。



ヒメフナムシは飼うの難しいから、単に飼育に失敗しただけかも…

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