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2012年9月26日 (水)

赤いワラジムシ、いろんな色のワラジムシPorcellio scaber

街中の周りでよく見る外来種のワラジムシは黒色や灰色のまだら模様をしている。
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灰色のワラジムシ

もっと白っぽいこともある。


赤い色の個体もいる。実はこれも同じ種である。
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赤いワラジムシ

赤というより「鉄の赤さびみたいな赤褐色」といったところ

(オカダンゴムシも赤い色がいるが、もっときれい。)


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他の赤色のワラジムシとして、マダラサトワラジムシ Agnara pannuosus がいる。

布村昇. (1987). 日本産陸棲等脚目甲殻類の研究 Ⅳ. トウヨウワラジムシ科およびワラジムシ科の分類. 富山市科学文化センター研究報告= Bulletin of the Toyama Science Museum, (11), 1-76.

石川県に分布し、白体が5対、体長は最大6mmと小さい。森林にいて住宅街にはいない。

日本には他に何種類も赤いワラジムシがいる。(ミギワワラジムシ、ヒイロワラジムシなど)

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上野公園ではヤマトサトワラジムシっぽい模様のワラジムシもいた。
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まぎらわしい

最初見たときは、間違えた。色彩の変異がおもしろい。


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底板だけ色が薄い


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なんとも言えない、オレンジに近いまだら模様


赤も黒も、同じ場所にいる。

赤色はすごく目立つ気がする。すぐに敵に食べられそう。

存在するってことは、きっとわずかにメリットがあるはず。

体の色は少数の遺伝子で決定されるらしい。

同じ場所の同じ種類で、これだけ色のバリエーションがあるのは不思議

 

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