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2013年5月

2013年5月22日 (水)

アブラムシを食べる肉食ダンゴムシ

家の庭にはオカダンゴムシがよくいる。

ふと庭でダンゴムシを見ていたら、なんと生きているアブラムシを捕食していた。
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ヤブジラミに黒いアブラムシがついていて、

ダンゴムシがアブラムシの子どもを食べている。


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アブラムシを胸脚で器用に掴んでいる。上のアブラムシも次々食べた。


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食べ終えて帰ろうとしたら…


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アリの襲撃を受けた。(#`Д´)/ (((>0<)

触覚や脚を噛まるが、丸まれないので、なすすべもなくじっと耐えている。

アリの腹部がアブラムシの甘露でいっぱい。



ダンゴムシが生きた動物を食べるのは初めて見た。

とても珍しい。



ダンゴムシの食事

オカダンゴムシは基本的に草食
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枯れ葉を食べる


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生葉(イネ科)を食べる



新鮮な肉(死んだ虫)や犬の糞も食べるから、腐食 scavengerでもある。
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死んだヒトスジシマカを食べる。



口に入るものはなんでも食べる印象だが、生きた動物を捕えて食べるというのは知らなかった。

あの鈍足から「生きた動物を捕まえる」という発想にならない。

アブラムシは鈍いし、やわらかいし、餌にちょうど良い?

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コツブムシの子ども

ダンゴムシの仲間に、コツブムシという生き物が海にいる。

和歌山県で採ってきたイワホリコツブムシ Sphaeroma wadai (もしくはナナツバコツブムシ Sphaeroma sieboldii ?)の子どもがいっぱい産まれた。

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大きいのがイワホリコツブムシ

中くらいのはシリケンウミセミ

小さいのがイワホリコツブムシの子ども


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産まれたばかりの幼生

manca幼生は頭部が大きい。


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数日後、一回脱皮。


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腹側

この後たくさん死んでしまった。




イワホリコツブムシでカラフルな個体がいた。

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緑色。隣にいるのはフサゴカイ?

ヘラムシもこんな緑色の種があった気がする。


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黒白




(追記)

イワホリコツブムシじゃない?

Kitaura, J., Yoshida, R., & Nunomura, N. (2018). Genetic population structure of Sphaeroma wadai Nunomura, 1994 (Isopoda: Sphaeromatidae) along the Japanese coast. Crustacean Research, 47, 111-123.

イワホリコツブムシの系統地理の論文を読むと、腹尾節後端が尖るコツブムシをイワホリコツブムシとしている。



同じ著者の論文を読むと、和歌山県からナナツバコツブムシ Sphaeroma sieboldii も採集している。

Kitaura, J., & Nunomura, N. (2019). Life history of an intertidal boring isopod, Sphaeroma sieboldii Dollfus, 1889. Crustacean Research, 48, 39-49.

捕まえたコツブムシはナナツバコツブムシだった?

ナナツバコツブムシの記載論文にも近い気がする。

DOLLFUS, A. 1889. Note XXI. Sur quelques Isopodes du Musee de Leyde. Notes from the Leiden Museum 11, 91-94,



ただ、イワホリコツブムシの記載論文を読んでも違いがわからない…

Nunomura, N. (1994). A new rock boring isopod crustacean belonging to the genus Sphaeroma collected from Tanabe Bay, Kii Peninsula, middle Japan. Bulletin of the Toyama Science Museum, 17, 1-5.

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2013年5月10日 (金)

関東と紀伊~九州にいるダンゴムシの違い

南方の紀伊半島や九州方面にいるダンゴムシ、ワラジムシを探していると、関東と違っておもしろい。



関東の街中で見つかるダンゴムシ

関東では、街中の公園や民家で探すとき、

外来種のオカダンゴムシ、ワラジムシ、ホソワラジムシだけが見つかる。

在来種のダンゴムシ類は簡単には見つからない。



和歌山の街中で見つかるダンゴムシ

しかし、和歌山で同じ感覚で採集したら戸惑った。

街中の公園の植え込みで見られるのは

全部、在来種と思われるサトワラジムシの一種とモリワラジムシ。

外来種ワラジムシは見つからず。(場所による)



九州の街中で見つかるダンゴムシ

九州は、地方の街中の落ち葉が溜まった側溝で、

オカダンゴムシ、コシビロダンゴムシ、タテジマコシビロダンゴムシが見つかった。

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簡単に見つかったコシビロ…

コシビロダンゴムシがこんな街中でたくさん見つかるのは、関東人としてはすごく驚く。

山がちで斜面が多いせい?




千葉の街中でコシビロダンゴムシを見つけるためにどれだけ苦労するか…

もし九州出身だったら、
「在来種のダンゴムシやワラジムシは外来種に侵略されている。」
「在来種のコシビロダンゴムシは自然が豊かな森にしかいない。」
という感覚を持たなかったかもしれない。




南にいくほど、密度と種の数が増える。うらやま

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2013年5月 6日 (月)

海藻の仮根にいる奇妙な動物

海藻を取ったらいろんな動物が出てきた。


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海藻と間違えたけど、これは刺胞動物のガヤという動物らしい。

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扁形動物ヒラムシ

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星口(ほしくち)動物ホシムシ。英語でPeanut wormというらしい

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軟体動物ヒザラガイ

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線形動物センチュウ

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紐形(ひもがた)動物ヒモムシ?



他にも海綿動物、脊索動物ホヤ、環形動物ゴカイがいた。

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2013年5月 3日 (金)

高知県のワラジムシ+ワラジムシを触角で分類する

高知県室戸岬周辺に行った。

海岸の林に知らないワラジムシがいっぱいいた。


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図鑑の触角の鞭の節数とか腹尾節の形を比べたところ、ハマベワラジムシ Detonella japonica っぽい気がする。

自信はない。なぜならこの種は北海道にしかいないから



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?。足の数から幼生のようだ。

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?触角の鞭節は3節



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触角の節の数によるワラジムシの分類

日本産土壌動物図鑑の分類では、ワラジムシは鞭(触角の一番太くて長い節より先端側の節)の節数が

2節→ワラジムシ科(白体2対)or トウヨウワラジムシ科(白体5対)

3→ホンワラジムシ科 or ヒメワラジムシ科 or ウミベワラジムシ科(タマワラジムシ属、サイシュウウミベワラジムシ属)

4→ウミベワラジムシ科(ハマベワラジムシ属、チョウチンワラジムシ属、ハマワラジムシ属)

5<10→ヒゲナガワラジムシ科ミギワワラジムシ属

12<→ヒゲナガワラジムシ科ヒゲナガワラジムシ属

細くてよく見えない→ナガワラジムシ科(体長5mm以下)
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ナガワラジムシ Haplophthalmus danicus




マイマイカブリ

杉林にヒメフナムシも大量にいた。

マイマイカブリを見つけた。

ホンマイマイなのででかい。
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