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2013年6月 9日 (日)

浜辺で足をかじってくるスナホリムシ

海水浴をすると、足にくっついてかじってくる虫がいる。

あの虫はたいてい「スナホリムシ」というダンゴムシの仲間。



スナホリムシ(ワラジムシ目ウオノエ亜目スナホリムシ科)を捕まえた。(採集方法

Photo
ヒメスナホリムシ Excirolana chiltoni



ヒメスナホリムシは、海水浴場など、どこの砂浜海岸でもいる。

日本には他にも、ニセスナホリムシ Cirolana harfordi 、ヤマトスナホリムシ Natatolana japonensis が、磯や海中林のような浅い海にいる。



ヒメスナホリムシの大きさは1cmほどで、体に透明感があって、ゼリーみたいにやわらかい。

Imgp4401
あしの数はダンゴムシと同じ。

胸脚の前3対が前を向き、残り4対が後ろ向き。



普段は海底の砂に潜っているが、餌を探して、海水中をすばしっこく泳いでいることもある。

そして、ときどき人間の足にくっついて、かじってくる。



毒はなく、力も弱いので、噛まれても基本的に問題にならない。

ただし、傷口があったら悪化させるかもしれない。



肉食でもあり、食べようとしているのかも。

ニセスナホリムシが、水死した人間を食べたケースはある。

ニセスナホリムシが人の体を食べた事例: だんだんダンゴムシ





ヒメスナホリムシの画像

Photo_2
顔。触角を横につけて死んだふりをしている。


Imgp4855
体断面は半球


Imgp4856
後ろの腹部。体表に独特の紋様がみられる。


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2対の尾肢。毛がいっぱい。

このひれは、陸にいるダンゴムシでは退化して小さい。




Imgp4521
スナホリムシの まるくなる!
スナホリムシの ぼうぎょりょくが あがった!




そういえば、あのダイオウグソクムシも同じスナホリムシ科で、多少は近縁らしい。

深海に進出するとあんなサイズに…

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コメント

初めまして。こちらの事件はもうご覧になってますか?

http://www.bbc.com/news/world-australia-40858842

cirolana harfordi が下手人とされているようです。

投稿: deltelta | 2017年8月12日 (土) 11:43

見ました。
スナホリムシに釣った魚を食べられてしまった、という話は聞いたことがありましたが、やっぱり人のことも食べようとしてるんですね~

投稿: だんだんダンゴムシ | 2017年8月12日 (土) 23:09

ちょっと海に入るのが怖くなりますね…。

投稿: deltelta | 2017年8月13日 (日) 23:46

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