オオグソクムシ とげとげの脚
ダンゴムシの研究者にオオグソクムシ Bathynomus doederleini をもらった。
日本では一番大きいダンゴムシの仲間(ワラジムシ目)で、ダイオウグソクムシの近縁種。
写真を撮ったので載せていく。
もっと詳しくはオオグソクムシの付属肢(前編)、オオグソクムシの付属肢(後編)に書いた。
おなか。やわらかい。
脚は前三対が前向き、後ろ四対が後ろ向き。
ダンゴムシより細長い。臭い液を出す。
オオグソクムシの胸脚の数はダンゴムシと同じ7対14本。
背中。硬い。ピンク色
オカダンゴムシの模様とパターンが似ている。
頭部。第一触角(上。短い)と第二触角(下。長い)がある。
黒い目
口器。歯がするどい
口器についてはオオグソクムシの付属肢(後編)で詳しく書きました。
腹肢
うちわのような腹肢を水中で動かして呼吸する。泳ぐときの推進力を得る。
オスの生殖器が2本みえる。
2対の尾肢と腹尾節の後端。尾肢は細かい毛が生えている。(写真では棘のように見えてしまっている)
腹尾節の後ろの縁に棘がある
写真を見るとダイオウグソクムシとの違いがわかる。
ダイオウグソクムシの尾肢は円形に近く、腹尾節の棘の数も13本(11本?)と多いような気がする。
第一胸脚。節の構造が複雑。
つかんだとき、脚のとげが刺さって痛い。
オオグソクムシの脚についてはオオグソクムシの付属肢(前編)で詳しく書きました。
脚の中は身が詰まっている。果たしておいしいだろうか?
底板
大型のカニの例をまねて乾燥標本にしたい。
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