ハマダンゴムシとハマワラジムシ
佐賀県の波戸岬でハマダンゴムシやハマワラジムシを採った。
ハマダンゴムシの学名が Tylos granuliferus と Tylos granulatus とネットに2つあるのはなぜ?
(追記:コメントにありがとうございます。これからは正しいTylos granuliferus を使います。サイトを見ると確かにTylos granulatus の分布は南アフリカとナミビアでした。
Wikipediaのダンゴムシのページにミスがあり、間違いが広がっているようです。)
ハマダンゴムシ
転石海岸で、石をひっくり返した。
ハマダンゴムシが古いクモの巣に隠れていた。
ハマダンゴムシの顔。みんな千葉県より白くて小型。
尾肢がピンせずワラジムシっぽくない。短いマクラギヤスデみたい。 キタフナムシ
フナムシ
台風のおかげで海岸は海藻の山ができ、そこに大量のフナムシが群がっていた。
オスがメスに乗っている。第一胸脚でつかんで、離さずに歩く。
求愛中である。配偶者防衛である。
捨てられたごみのプラスチックケースに閉じ込められたフナムシ
這い上がれない…
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コメント
>Tylos granuliferus と Tylos granulatus
日本にいる種は T. granuliferus の方です。当初は T. granulatus と名付けられましたが、既に同じ名前の別種が南アフリカにいたため、再記載されたのが日本のハマダンゴムシです。
記載時の混乱のため、研究者の中にも日本産ハマダンゴムシを T. granulatus として扱っていた人がおり、ネット上で散見される間違いはそれらが元になったものと思われます。
詳しくは等脚類カタログをご覧下さい。
(pdf注意)http://isopods.nhm.org/pdfs/27577/27577.pdf
投稿: | 2013年6月26日 (水) 14:28