夷隅川の干潟のコツブムシ
千葉県の夷隅川河口の干潟を歩いた。
コツブムシ
牡蠣の殻が多く落ちていた
殻の裏側に5mmぐらいのコツブムシがいっぱい付いている。
イソコツブムシ属?
体の模様が違う
丸くなれる
泳ぐこともできる
1ヶ月以内に全部死んでしまった。
海水を頻繁に変えた方が良かったかも
大きいコツブムシ
泥岩も転がっていた。
割ると1cmほどのコツブムシがでてきた。
腹尾節の後端がとがっている。
千葉県夷隅川河口のコツブムシの顔: だんだんダンゴムシ
この尖るコツブムシは、ヨツバコツブムシというらしい。
「ヨツバコツブムシ」で検索すると明らかに別種のコツブムシを「ヨツバコツブムシ」と紹介しているサイトが複数ある。
東京湾生態系研究センターはイワホリコツブムシ近似種になっていた。
イワホリコツブムシ
イワホリコツブムシは腹尾節の後端が円い
だが尖るコツブムシをイワホリコツブムシとしている論文もあった。
円いコツブムシはナナツバコツブムシ?
コツブムシ亜目には浅い海や潮間帯にある柔らかい岩や木材、マングローブの気根、プラスチックの浮きなどの構造物に穴を開けて巣を作る種類がいる。
広島県の瀬戸内海に浮かぶホボロ島がナナツバコツブムシの穴によって崩れているのは有名。
岩に穴を開けるコツブムシは世界中にいて、アメリカ、インド、韓国などから報告がある。
アメリカでは外来種コツブムシSphaeroma quianumによる被害も出ている。
マレーシアのボルネオ島にもいる。
岩が柔らかい場所に集中して分布し表面の50%以上が穴になる場所もあり、直径5mm、長さ2cmらしい。
Sphaeroma triste
エビヤドリムシの仲間
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