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2013年9月

2013年9月20日 (金)

ハマダンゴムシのいる場所

島根県でハマダンゴムシを捕まえた。

砂浜の海岸に打ちあがった材木の下にいた。



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ハマダンゴムシの顔

ダンゴムシと違って目の位置が高い。

ハマダンゴムシはダンゴムシの中ではかなり大きめ。体長15mmぐらい

ただし、場所によって大きさ、色、密度が全然ちがう。


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ハマダンゴムシの裏側

おしりの腹肢がオカダンゴムシと全然違う。

ハマダンゴムシは、オカダンゴムシと違う系統なので、似てない。


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丸まった。なんか不気味な感じが…




ハマダンゴムシを探し方

海岸の、波が当たらないが、離れすぎていない砂地にいる。

シャベルで慎重に掘ると丸まったハマダンゴムシが出てくる。

夜行性なので、昼間は穴を掘って探す必要がある。



日本海側では打ちあがっている海藻や流木、石(礫)の下にいた。

関東と違って、あまり砂に潜っていなかった。



海藻が打ちあがってもほったらかしの海岸にいる。

とにかく探して、数をこなしていくしかない。



よくわからないが、場所によっていたりいなかったりする。

海水浴場だといない




ある日、勝浦でハマダンゴムシを探していた。

険しい海岸に沿って歩いていたら、周りががけで囲まれた、外から見えない砂浜に来た。

そこで海水浴をするヤクザ数人と遭遇してしまった。

少し手前から後をつけられていたのはそのせいだったのか。

ダンゴムシ探しの思わぬリスク発見。




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2013年9月11日 (水)

深海のワラジムシ目。上野科学博物館の深海展、紀伊國屋の新宿本店

上野の科博で深海展を見た。

シンカイウミクワガタ
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シンカイウミクワガタのポストカード買ってしまった。


タイヘイヨウオナシグソクムシ、ウミコロギス、オニナナフシ、ヘラムシ科の一種
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パネル展示

Munna属等脚類
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この生物もダンゴムシの仲間。



深海から採集された等脚類の標本や写真が並んでいた。

しかし、生きた個体や生活史などの説明はなく物足りない。

なので自分で調べた。



シンカイウミクワガタ Bathygnathia affinis

深海に生息する体長1.5cm弱のウミクワガタ。日本では鹿島灘の水深約1500mから採集された。生態についての記述なし。

Shimomura, M., Ohta, S., & Tanaka, K. (2008). Bathygnathia from Japan (Isopoda, Gnathiidae) with description of a new species. Crustaceana, 81(6), 737-749.

この論文では房総半島沖300mからBathygnathia japonicaも報告している。



タイヘイヨウオナシグソクムシ Anuropus pacificus

ウオノエ亜目。ワラジムシ目の中でオオグソクムシ属に次ぐ最大級の種の一つ。

採集数は極めて少なく、生態不明。海中を泳いでいるとされる。

初記録はガラパゴス諸島のカモメが吐いたゲロから。

Lincoln, R. J., & Jones, M. B. (1973). A new species of Anuropus from the Galapagos region (Isopoda: Flabellifera: Cirolanidae). Journal of Zoology, 170(1), 79-86.



ウミコロギス Vanhoeffenura (=Vanhoeffenella) chelata

ミズムシ亜目ムンノプシス科。太平洋の深海6000mで採集される大型ミズムシ。

最初はVanhoeffenellaとしたが、有孔虫に使われている属名だとわかりVanhoeffenuraに変更された。

Malyutina, M. V. (2003). Revision of Storthyngura Vanhöffen, 1914 (Crustacea: Isopoda: Munnopsididae) with descriptions of three new genera and four new species from the deep South Atlantic. Organisms Diversity & Evolution, 3(4), 245-252.



オニナナフシ  Arcturus crassispinis

胸節と腹節全てに棘がある、4cm越えのヘラムシ亜目。写真は学名にスペルミスあり。



ヘラムシ科の一種 Synidotea sp.

ヘラムシ科Idoteidaeワラジヘラムシ属。ワラジヘラムシ属は腹節に縫合線があり、側方に1対の不完全な縫合線があるのが特徴。


Munna

「a whale-fall isopod」「獲物を狙うカマキリのように見えるが、ハサミで獲物に襲いかかることはない」「奇妙な指先はメスを抱えるためにある」「相模湾:水深923mにて採集」

ミズムシ亜目 Asellota ウミミズムシ上科 Janiroidea ムンナ科 Munnidae。

深海に沈んだ鯨骨のバイオマットを食べ、鎌状の脚はメスを捕まえるために発達していると本にあった。

鯨骨生物群集を構成しているダンゴムシの仲間は他にもいて、鯨骨特異的なJaera tyleri というミズムシも最近見つかっている。

深海にいるワラジムシ目は、浅い海より巨大な種類とそうでない種類がいるようだ。

 



ダイオウグソクムシのストラップ
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買おうかと思ったけどおしゃれすぎてやめた。



新宿の紀伊國屋書店でダンゴムシのグッズを買った。
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ダンゴムシ手ぬぐい

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島根県出雲市のダンゴムシとワラジムシ

鳥取県出雲市に行ってきた。

ダンゴムシやワラジムシを採った。


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名前はわからない在来種のワラジムシ



このワラジムシを持って帰ったが、乾燥で少し死んでしまった。

ケースに水滴を垂らすと、生き残った個体が口で水滴を飲み干した。



その時、わずかに尾肢を左右に動かしていた。

水を体に染み込ませることと関係あるのかな?
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おしりの2本の突起が尾肢。



宍道湖のほとりには小さくて赤いワラジムシがいた。
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ヒイロワラジムシ?



宍道湖にはシンジコフナムシがいるが、一匹しか捕まえられず、

ミスをして他のフナムシと混ざってしまった。



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ヒメフナムシ



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コシビロダンゴムシ(上)

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