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2013年10月31日 (木)

千葉県いすみ市のダンゴムシ、ワラジムシ

千葉県いすみ市夷隅川の河口でコツブムシを取った場所で、海岸の森に住むダンゴムシも探した。



コシビロダンゴムシ

林の落ち葉をひっくり返したら、オカダンゴムシの他にコシビロダンゴムシがいた。


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正中線付近がうっすらと茶色みがかった灰色のコシビロ。

コシビロダンゴムシは、同じ千葉県でも場所によって、びみょーに色が違う。



ワラジムシ

海岸に近いのでワラジムシもいろいろいた。


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外来種のワラジムシ


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ナガワラジムシ


Photo_3
トウヨウワラジムシ科?


Photo_4
タマワラジムシ


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赤いワラジムシ

海岸にいる赤いワラジムシは今まで3種類見たことがある。

そして、図鑑を見ると
ミギワワラジムシ
ハマベワラジムシ
ヒイロワラジムシ
が該当すると思う。どれがどれやら(´・ω・`;)



Imgp5624
モリワラジムシ

海岸に近い草原にいた。千葉県で初めて見た。








海岸でワラジムシの種数が増える理由を考えた

内陸の森と比較して、海岸ではワラジムシの種数が急に増える。

なんで?

調べたわけではないが、おそらく体内の浸透圧調節の機能が不十分なのではないかと思っている。

淡水にすむ魚は、海水に住む魚と体内の浸透圧は変わらない。塩分を積極的にため込んで塩分濃度を高めに保つと習った。当然陸のダンゴムシたちも塩分を必要とするはず。

しかし、内陸の森林の土壌は塩分が少ない。森林土壌に関する本を読むと、日本は降水が多いので、炭酸により土壌の塩分は溶けて川へ流出しやすいとある。

さらに落ち葉が分解する過程で有機酸(酢酸、乳酸、ギ酸)ができ、カルシウムやマグネシウムなどの金属と一緒に下方に移動しやすい。

しかし、ダンゴムシの力で数十センチの穴を掘り、下方に集積した塩分や基岩の塩分を求めるのは無理がある。そうなると、体液を塩分以外で浸透圧を保つか、淡水魚同様、塩分を高めに保つ仕組みがないと住めない。

対して、海岸なら適度に飛んでくる海水に頼ればいい。そうすれば、昔からたくさんのワラジムシ亜目が住んでいたであろう。一般的に、数が多ければ種の数も増える。

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