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2014年2月 7日 (金)

竹富島のミズムシ、西表島のカミキリモドキ

石垣島から船で竹富島に行った。

港のそばの岩場の潮だまりに握りこぶし大の石があり、石灰藻がいっぱいついていた。

ワラジムシ目のミズムシのようなものがかすかに見えたので、ケースに海水を入れて、この石を中で洗った。

ミズムシが10匹ぐらい出てきた。
Imgp61272
最大2mm。目を凝らさないと発見は難しい。



ミズムシは、淡水域から沿岸や深海まで住む小さいダンゴムシの仲間

例外的に、南硫黄島に陸棲のミズムシがいるとされている。

この写真の種は丸くなれないが、なれる種もある。

種の数はかなり多く、解剖が難しいので、研究は大変そう。



卵を持っているから、これでも大人のようだ。
2
左が頭


Imgp60862
ミズムシの尾肢拡大。とげとげ



顕微鏡で見ていると、腹肢をさかんに動かして呼吸していることがよくわかった。

体後ろの半分の正中線上で激しく鼓動している管(心臓)があった。




コツブムシはマングローブの根に潜っているのだろうと思い、

石垣島や西表島では、枯れたマングローブを割りまくった。

しかし、カミキリムシの幼虫ばかり。
Imgp59312
西表島で、立ったまま枯れたマングローブの根を割ったらどれも中にカミキリムシの幼虫がいた。

しょっぱくないのかな?

コツブムシは見つからず。



カミキリムシは枯れたマングローブにいる。

しかし、森の枯れた木を割るとほとんどシロアリがいる。

海水に長時間つけた木材は、塩分により抗蟻性があるので、シロアリが付かないらしい。



一匹だけカミキリムシの幼虫を捕まえて、飼育してみた。

Imgp6781
蛹になり

Imgp6924
約一か月で成虫になった。

マングローブにいたのは、カミキリムシではなく、カミキリモドキであった。

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