ダイオウグソクムシの近縁種や化石種
ダイオウグソクムシやオオグソクムシは、Bathynomus属(オオグソクムシ属)というグループに属している。
ダイオウグソクムシの近縁種
鳥羽水族館の日記にもあるが、Bathynomus属は17種。
B. affinis Richardson, 1910
B. brucei Lowry & Dempsey, 2006
B. bruscai Lowry & Dempsey, 2006
B. crosnieri Lowry & Dempsey, 2006 *
B. decemspinosus Shih, 1972
B. doederleinii Ortmann, 1894 (オオグソクムシ)
B. giganteus Milne Edwards,1897 (ダイオウグソクムシ) *
B. immanis Bruce, 1986
B. kapala Griffin, 1975
B. keablei Lowry & Dempsey, 2006 *
B. kensleyi Lowry & Dempsey, 2006 *
B. lowryi Bruce & Bussarawit, 2005 *
B. miyarei Lemos de Castro, 1987 *
B. obtusus Magalhães & Young, 2003
B. pelor Bruce, 1986
B. richeri Lowry & Dempsey, 2006 (ニューカレドニアオオグソクムシ?) *
B. propinquus Richardson, 1910 (nomen dubium) (コウテイグソクムシ?) *
(*印がつくものは、体長が最大50cmを超える。)
種によって顔や尾肢などが違う。
The giant deep-sea scavenger genus Bathynomus (Crustacea, Isopoda, Cirolanidae) in the Indo-West Pacific
という論文にそれぞれが発見された場所の図があった。
発見例が1つしかないものもいる。
学名がないものもいる。
海の深度で棲み分けているなど、いろいろ書いてある。
まだまだ未知の生き物のようだ。
オオグソクムシ属の化石
ダンゴムシの仲間の化石は珍しいとされるが、
日本ではオオグソクムシ属の化石が見つかっている。
中新世の地層からジュウイチトゲオオグソクムシ B. undecimspinosus やコミナトダイオウグソクムシ Bathynomus kominatoensis など。
オオグソクムシ属の化石は全国のいろいろな県からみつかっているらしい。
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