ダンゴムシの天敵ヒョウタンゴミムシ
ダンゴムシの天敵は、サンショウウオ、カエル、クモ、鳥類、リクヒモムシ、リクウズムシ Platydemus sp. 1 sensu Kawakatsu et al. 1999など。
ダンゴムシ類はあまり好まれず、強い天敵は少ないと思われる。
(小笠原にはリクヒモムシ、ヨーロッパにはイノシシグモやワラジムシヤドリバエが強力な天敵として知られる。)
さらに、どうやらヒョウタンゴミムシやアシブトメミズムシなども天敵らしい。
前のページで書いたように、
ヒョウタンゴミムシと一緒にしたコシビロダンゴムシが食われてしまった。
ヒョウタンゴミムシが食べる種類
ヒョウタンゴミムシはダンゴムシなら何でも食べるのか?どのくらい食べるか?
いろんなダンゴムシと一緒に飼育した。
1.オカダンゴムシ3匹
大きい個体は消滅。子どもだけ生き残る。
2.コシビロダンゴムシ2匹
体の後半だけが残っていた。もう一匹は完全に消えた。
3.三浦半島で取ったタマワラジムシ5匹
1匹はぐちゃぐちゃな甲羅だけが残っていた。もう1匹もいなくなった。
子ども3匹は生き残っている。
4.ホソワラジムシ3匹
3匹とも生き残る
ダンゴムシが先に食われ、そのあとにワラジムシが食われた。
ホソワラジムシとダンゴムシの子供は小さいから食べられなかったのだろう。
ヒョウタンゴミムシは一日で何匹もダンゴムシやワラジムシを食べた。
強力な天敵のようだ。
ヒョウタンゴミムシのWikipediaにも、オカダンゴムシやハマダンゴムシを食べるとある。
固い甲羅が役に立たない恐ろしい天敵。
とはいえ、このゴミムシは数が減っているらしい。
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