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2015年4月

2015年4月26日 (日)

カラタチを食べる外来種のハムシ

千葉県某所のカラタチにハムシがついているのを発見した。

このトビハムシは、最近、中国南部から成田空港経由で侵入した外来種の虫である。

私が知る限り、2009年以前に千葉大学のカラタチを丸坊主にして、枝まで食べていた。

東京都にも侵入しているとあるブログにあった。ここもくわしい。


(追記)

月刊むしの2016年6月号を見ると、カラタチトビハムシ Podagricomela weisei のようだ。



千葉大とは別の場所でも新しく見つけたから、このハムシの分布は広がっていると思う。
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うまく撮れない。すぐ跳ねる。

土の中で成虫で越冬し、年複数回、発生する。

葉っぱは新芽の段階ですぐ食われるので、カラタチの木は枝だけになる。



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葉の先端にある白い粒が卵

新芽の先端に卵を産む。

このカラタチは葉が茂っているので、侵入は最近?



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幼虫

ハモグリガのように食べる。

ときどき外に出てきて、別の場所に再び潜ることを繰り返すので、食痕が一筆書きにならない。



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いっぱいいた。

たぶんこのカラタチも枝だけになると思う。

よく見ると、近くで寄生バエのような虫も飛んでいた。



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取り出した幼虫



柑橘系を食べ、特にカラタチの食害が酷い傾向にある。

もし食用のミカンの葉をたくさん食べるとしたら大問題だが、どうなんだろう?

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2015年4月25日 (土)

海にいるダンゴムシの仲間の化石

古生態図集・海の無脊椎動物

という本に海のダンゴムシの化石が載っていた。

1996年出版。スケッチが多くあり、読みやすい。


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等脚類のページ

この化石、本当にダンゴムシの仲間(ワラジムシ目)なのかな。



原始的と言われるワラジムシ目、フレアトイクス亜目Phreatoicideaの化石が載っている。

ダンゴムシの化石はほとんどないので、ページ数も少なかった。



この本には、デボン紀後半にワラジムシ目は出現したと書いてある。

ワラジムシ目がいつ現れたかは、はっきりとはわかっていない。



The origin of terrestrial isopods (Crustacea: Isopoda: Oniscidea)

この2013年の論文によると、デボン紀に出現した証拠はなく、化石も不確かで遺伝的にもわからず。

ただし、最も古くかつワラジムシ亜目であることが確実な化石は、石炭紀(おおよそ現在より3億5920万年前から2億9900万年前までの時期)から出たHesslerella shermaniである。

この種は、上の本にこの化石の復元図と生活の様子が書かれている。



他にもわずかながら見つかっている。

例えば、カイアシに寄生するワラジムシ目ヤドリムシの一種の幼生。

Serrano-Sánchez, M. D. L., Nagler, C., Haug, C., Haug, J. T., Centeno-García, E., & Vega, F. J. (2016). The first fossil record of larval stages of parasitic isopods: cryptoniscus larvae preserved in Miocene amber. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie-Abhandlungen, 279(1), 97-106.

ヤドリムシの一部は幼生のとき、カイアシの体にくっついて、体液を吸う種がいる。

その種の化石が、約2000万年のアンバー(琥珀)から見つかった。

寄生種の化石はこれが初。

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キクイムシの顔文字

以前書いた記事に「銚子で見たダンゴムシの仲間の動物」というのがある。

そこに、キクイムシの顔文字を書いた。

こんなの。(〝・ o ・")

いろいろ作ったら、ブログに乗せて下さいと言われた。



ふん→:・。,:..:....:.。......(((〝・ o ・")(木)二二二二)

,。。。。。。。。(((!〝・ o ・")("・ o ・ " !)))。。。。。。。,

Ξ €(,(,(,(,(,(,(,(〝・ o ・")エサ-    (木材)

 

。 =o =〇 =○  ~⌒€(((δ〝・ o ・")δ(木材)

 

((((〝・ o ・")γ€(((("・ o・  ")ン?

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東大の三四郎池の周りのダンゴムシ、ワラジムシ

東京大学本郷キャンパスの中で、ダンゴムシを探した。


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オカダンゴムシ


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色が白っぽい在来種のワラジムシ

黒っぽいのが多いが、オレンジや白に近い色などいろいろである。



コシビロダンゴムシの写真撮り忘れた。



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在来種のナメクジがいた。

枯れかけたきのこを食べていた。

チャコウラナメクジかと思ったら、在来種だった。



都会は、乾燥に強い外来種のオカダンゴムシやチャコウラナメクジ
Lehmannia valentiana が在来種に取って代わっているイメージがあるが、

外来種と共存しているところもある。

ここは多少乾燥気味であるが、在来種がしぶとくいる

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2015年4月18日 (土)

銚子の海のダンゴムシ

スナメリを見つけた日に海藻も集めた。

ワカメ、紅藻、海草がいっぱい生えていて、等脚類がくっついていた。


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茶色のヘラムシ


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スナホリムシ

海草の根っこにくっついていた。

砂浜で見られるヒメスナホリムシではないようだ。


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オホーツクヘラムシ

色が緑色で、完全に葉っぱに擬態していた。


Photo
ピンクのコツブムシ

目立つ色で、薄い個体から濃い個体まで多種多彩。

ピンクで、女性ウケとか狙ってるのかな?意味ないぞ( ̄▽ ̄)

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土壌動物図鑑第二版

日本産土壌動物 - 分類のための図解検索の第二版が先々月発売された。

買ってしまった。高かった。


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コシビロダンゴムシが前版までVenezillo属だったのが、Spherillo属に変更されている。

Cubaris属、Hybodillo属はそのまま。



掲載されている種の数が増えている。

ダンゴムシ(25→34)、ワラジムシ(90→112)、フナムシ(11→16)



ダンゴムシで新しく追加された種を書く。

ヒロテコシビロダンゴムシ Spherillo brevipalma (沖縄県西銘岳)

ハチジョウコシビロダンゴムシ S. hachijoensis  (東京都八丈島)

ハハジマコシビロダンゴムシ  S. hahajimensis  (東京都小笠原母島)

ケナガコシビロダンゴムシ  S. longispinus  (和歌山県田辺市神島)

ハンテンコシビロダンゴムシ  S. punctatus  (東京都八丈島)

ウフアガリコシビロダンゴムシ  S. ufuagarijimensis  (沖縄県北大東島)

イシダコシビロダンゴムシ  S. ishidai  (和歌山県南部町)

シッコクコシビロダンゴムシ  Spherillo sp.   分布:北陸・関東~九州 前版のセグロコシビロダンゴムシ

ハヤトコシビロダンゴムシ  S. lepidus  (鹿児島県佐多町)




内容は「検索表」「スケッチ」「種の生息地や生態についての解説」の順で書いてある。


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ダンゴムシの検索表の一部

外来種のダンゴムシもちゃんと含んでいる。


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おそらく記載論文のスケッチ

カラーでなく、この図ではみんな同じにしか見えない。


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ダンゴムシの解説の一部

あまりくわしくない。

ここの欄に「~(場所)から知られている。」と書いてあるが、ほとんどの種でタイプロカリティ(その種がはじめて見つかった場所)のみであり、ダンゴムシの研究の貧弱さがにじみ出ている。




面白いので、興味がある人は是非。

4万円です。親の金で買いました。

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2015年4月17日 (金)

銚子の海岸で生きたスナメリが打ちあがっていた

4月10日に茨城でイルカが大量に打ち上げられたとニュースになっていた。

私もその前日9日に銚子に行ったとき、打ちあがったイルカを見た。


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打ちあがったスナメリの子ども

背中の傷が痛々しい。右ひれもけがをしていた。

しかし、尾びれを振っていて元気そうであった。



マグロかサメに見えた。近くに行ったら、鰭の形からクジラかイルカだとわかった。

打ちあがって、乾燥していたので、穴を掘って入れておいた。

おならと緑色のうんちをした。



近くでホエールウォッチングをしている会社(銚子海洋研究所)に通報したら、すぐに回収してくれた。

銚子海洋研究所のfacebookによると、この後、沖に放流したらしい。



ここにスナメリの子どもが打ちあがるのはよくあるらしい。

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2015年4月10日 (金)

甲羅に生き物がくっついているキクイムシ

鹿児島県の大隅半島の大泊キャンプ場そばの海岸に行った。

海に沈んだ木材にはキクイムシ(ワラジムシ目)がいる。

キクイムシは木を食べている。



色がついたキクイムシ

木材を拾ってキクイムシを捕まえた。

腹尾節に色がついていた。

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5つの黒い斑点がある。



ラッパムシ(Heterotrichida)の仲間が甲羅に付着しているらしい。

Marine Wood Borers in British Columbia
(pdf注意)

の40ページに書いてある。

ラッパムシは動物や植物の体表にくっついたり、水中を泳いだりしている。



ラッパムシ?のついたキクイムシ



この原生動物は、特に害はなく、表面にくっついている。

プランクトンや藻類、有機物を食べている。

他に、「腹肢の剛毛には漏斗目(chonotrichida)という原生生物がいることがある。」と書いてある。



(追記)

調べたらラッパムシの害はあるようで、ラッパムシがつくとキクイムシの食べる量が減るようです。

Delgery, C. C., Cragg, S. M., Busch, S., & Morgan, E. A. (2006). Effects of the epibiotic heterotrich ciliate Mirofolliculina limnoriae and of moulting on faecal pellet production by the wood-boring isopods, Limnoria tripunctata and Limnoria quadripunctata. Journal of experimental marine biology and ecology, 334(2), 165-173.

Mirofolliculina limnoriaeがつくことでキクイムシのする糞が減少すると書いてある。




ゴカイを乗せたコツブムシ

以前に甲羅に生き物をのせたコツブムシを見たことがある。


イワホリコツブムシ?
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腹尾節にウズマキゴカイがくっついている。

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鹿児島のダンゴムシ

鹿児島県に行った。

大隅半島のがけでダンゴムシをとった。


Photo
灰色がかったコシビロダンゴムシ

見たことない色。



草むらを掘り返していると怪しい人に見えるようで、民家の人から何をしているのか聞かれた。

こういうときは、ちゃんと「ダンゴムシを探している」と答えるようにしている。

そうすると、たいてい怪訝な顔をしていなくなる。




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道の駅ねじめのコシビロ

灰色。



鹿児島県のいちき串木野市でも探した
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タテジマコシビロダンゴムシ?


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灰色のコシビロ




そして、、、

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アルビノのコシビロダンゴムシ!!

初めて見た。

入院+鹿児島の旅で、私が飼育していた各地のコシビロは結局全滅だったが、アルビノが見られてよかった…かな。




(追記)

鹿児島大学で捕まえた灰色のコシビロダンゴムシは飼育を続けている。

鹿児島で捕まえたコシビロダンゴムシがまだ生きてる: だんだんダンゴムシ

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闘病生活がつらかった

しばらく病気で入院した。

入院や手術はこの年まで経験がなかったので、記念に少し書き留めておく。



病名はあれなので伏せておく。

最初の日はちょっと腹痛がしたくらいで、病気とは思わず、全く気にしなかった。

ネットで調べると弱い腹痛がしばらく続く人もいるとあった。



私の場合、次の日の早朝から、腹痛が恐ろしいレベルで襲ってきた。

吐き気もすごく、ずっと寝室とトイレを行ったり来たり。

食欲や"ダンゴムシ欲"もなく、ずっと腹痛に悶え苦しんでいた。

ダンゴムシ欲がない状態は経験したことがないので、自分で自分の体調の悪さにびっくり。



結局、死の危険を感じて、その次の日に病院に行った。

外気に少し触れたら、寒気がして体の震えが止まらなくなった。

悪寒というのも初めてだったので、びっくり。

歩くのが大変だったが、なんとかたどり着いた。



顔色が悪かったらしく、ベッドに寝かされ、人生何回目かの点滴。注射が痛い。

しかし、これから経験する痛みを考えると、注射の痛みなんぞほんの序の口であるが、このときは知る由もなかった。



検査が始まった。

看護師が体に何かを当て、調べていた。

看護師達がコソコソと話している。「…これはアレだね」「うん、そうだね」

怖いんだけど。



診断の結果、入院決定。

最近忙しいのだが、そんなことより体を早く何とかしてという気持ちだった。



最初の治療は、点滴に抗生物質を混ぜて、様子を見ることだった。

数日経って、結局治らず。

そして手術をすることになった。



手術内容は、昨年ある病院で医療事故で何人か患者が死んでいる話題の?方法。

このときは手術したらすぐに痛みから解放されると思っていた。

この考えが甘かったことを術後に思い知る。



全身麻酔がかけられた。そのときだんだん物が二重に見えるようになって、おもしろかった。

手術後、目が覚めたら、手術の傷跡が痛い。

さらに、あの尿道カテーテル。(名前は後で知る)



手術跡の激痛+尿道カテーテルの違和感+酸素マスクの不快感

で最悪…

かと思ったら、さらに地獄が待っていた。



一晩経ち、尿道カテーテルが外されることになった。

一瞬でさっと外してくれたのだが、超超超超痛い。

ここが一番の谷でした。

トイレで用を足すのも激痛でなかなかできなかった。



何日か経って徐々に復活。

手術跡はしばらく痛かったが、尿道の痛みは治まっていった。

しかし、まさかの別方向のダメージが到来。



実は入院時に看護師さんと話をしていて、

うろ覚えだが、ある看護師に「何の職業ですか?」と聞かれた。

「働いてないです。」と正直に答えた。

この会話はどうやら他の看護師に伝わったらしい。



そして手術後、別の看護師に「なんで働いてないの?その年ならみんな働いているでしょ?」と言われた。

私「そ、そうですね(汗)」

…おっしゃるとおりである。現実を見ると、看護師も自分より若い人が何人もいるし、友達もみんな働いている。

看護師「そんな年なのに働いていないなんて、結婚とかどうするの!うちの子にはそんな人生歩ませられません!」



日ごろ親に言われていることを、まさかここで言われるとは。

正論なので何も言えませんでした。

誰か雇って



術後も、何度も注射をされた。

点滴の時、チューブに空気が入っていて、ちょっとだけ空気を血管に入れられた。

血管に空気の泡が混ざるのは、危ないのではと思った。(潜水症とかあるし)

調べたら少しぐらいなら大丈夫らしい。ほっとした。



退院時は食欲も戻り、無事ダンゴムシも探したくなった。

結局、1週間以上も入院していた。

生きて帰れてよかった。

周りに大迷惑をかけ、今でも影響は残っている。




だいぶどうでもいい記事でした。

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