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2015年4月25日 (土)

海にいるダンゴムシの仲間の化石

古生態図集・海の無脊椎動物

という本に海のダンゴムシの化石が載っていた。

1996年出版。スケッチが多くあり、読みやすい。


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等脚類のページ

この化石、本当にダンゴムシの仲間(ワラジムシ目)なのかな。



原始的と言われるワラジムシ目、フレアトイクス亜目Phreatoicideaの化石が載っている。

ダンゴムシの化石はほとんどないので、ページ数も少なかった。



この本には、デボン紀後半にワラジムシ目は出現したと書いてある。

ワラジムシ目がいつ現れたかは、はっきりとはわかっていない。



The origin of terrestrial isopods (Crustacea: Isopoda: Oniscidea)

この2013年の論文によると、デボン紀に出現した証拠はなく、化石も不確かで遺伝的にもわからず。

ただし、最も古くかつワラジムシ亜目であることが確実な化石は、石炭紀(おおよそ現在より3億5920万年前から2億9900万年前までの時期)から出たHesslerella shermaniである。

この種は、上の本にこの化石の復元図と生活の様子が書かれている。



他にもわずかながら見つかっている。

例えば、カイアシに寄生するワラジムシ目ヤドリムシの一種の幼生。

Serrano-Sánchez, M. D. L., Nagler, C., Haug, C., Haug, J. T., Centeno-García, E., & Vega, F. J. (2016). The first fossil record of larval stages of parasitic isopods: cryptoniscus larvae preserved in Miocene amber. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie-Abhandlungen, 279(1), 97-106.

ヤドリムシの一部は幼生のとき、カイアシの体にくっついて、体液を吸う種がいる。

その種の化石が、約2000万年のアンバー(琥珀)から見つかった。

寄生種の化石はこれが初。

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