カラタチを食べる外来種のハムシ
千葉県某所のカラタチにハムシがついているのを発見した。
このトビハムシは、最近、中国南部から成田空港経由で侵入した外来種の虫である。
私が知る限り、2009年以前に千葉大学のカラタチを丸坊主にして、枝まで食べていた。
東京都にも侵入しているとあるブログにあった。ここもくわしい。
(追記)
月刊むしの2016年6月号を見ると、カラタチトビハムシ Podagricomela weisei のようだ。
千葉大とは別の場所でも新しく見つけたから、このハムシの分布は広がっていると思う。
うまく撮れない。すぐ跳ねる。
土の中で成虫で越冬し、年複数回、発生する。
葉っぱは新芽の段階ですぐ食われるので、カラタチの木は枝だけになる。
葉の先端にある白い粒が卵
新芽の先端に卵を産む。
ハモグリガのように食べる。
ときどき外に出てきて、別の場所に再び潜ることを繰り返すので、食痕が一筆書きにならない。
いっぱいいた。
たぶんこのカラタチも枝だけになると思う。
よく見ると、近くで寄生バエのような虫も飛んでいた。
取り出した幼虫
柑橘系を食べ、特にカラタチの食害が酷い傾向にある。
もし食用のミカンの葉をたくさん食べるとしたら大問題だが、どうなんだろう?
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