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2015年10月 8日 (木)

ダンゴムシの元素マップ

オカダンゴムシやワラジムシの甲羅はカルシウムが多く含まれている。

さらに、重金属も体にため込む性質があるらしい。



通常、体内に金属はあまりないが、土壌が重金属に汚染されていると、

吸収した金属が体内の hepatopancreas にたまる。

亜鉛、鉛、カドミウム、銅が蓄積することがわかっている。

ダンゴムシの病気:重金属汚染: だんだんダンゴムシ



ダンゴムシの内臓の位置

2
真ん中の筋が消化器官。

斜線の部分がhepatopancrea。腸の前方部に開口している。



HORIBA

たまたま堀場製作所の人と知り合った。

堀場製作所は、レーザーを当ててサンプルのどこに何の元素があるかを測定する機械を販売している。

その方に、オカダンゴムシのどの組織に何の元素があるかを調べてもらった。



結果

オカダンゴムシのおなか。上が頭。色が濃い部分が高い濃度であることを示す。
Ws000323

体全体に亜鉛がうっすらあり、特に hepatopancreas のあたりが多少濃い。

特筆すべきは、口の周りに集中していること。



亜鉛は生物にとって必須元素だが、この元素の集中がなぜ起きるかはわからない。

味覚、もしくは物理的な補強だと思う。



一部の昆虫でも、亜鉛が口に集中するとおっしゃっていた。

なんでだろう?




ちなみに、機械の値段は、なんと20'000'000円である。

ほとんど知らない会社だったけど、

VWの不正発覚に、堀場の自動車の排気ガス測定装置が一役買ったらしい。

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