千葉中央博の深海生物展でダイオウグソクムシの標本を見た
千葉中央博物館で「驚異の深海生物」をやっている。もうすぐ終わる。
オオグソクムシ属(Bathynomus)
展示室の入口にオオグソクムシ属3種の標本が飾られている。
コウテイグソクムシB. sp. 、オオグソクムシB. doederleinii、ダイオウグソクムシB. giganteus
オオグソクムシ属の化石種
絶滅したオオグソクムシ属の一種コミナトダイオウグソクムシ(Bathynomus kominatoensis)のポスターが張ってあった。
鴨川市(天津小湊)の800万年前の地層から発掘して、新種ということが判明したらしい。
左:コミナトダイオウグソクムシのパラタイプ標本、右:ホロタイプ標本
どちらも後ろ半分の脱皮殻である。
後ろ半分の脱皮殻のみが出てくるらしい。
コミナトダイオウグソクムシは、すでに絶滅していると思われる。
日本近海でこのサイズのオオグソクムシ属は分布していない。
オナシグソクムシ属の一種 Anuropus sp.
グソクムシ科、スナホリムシ科、スナホリムシダマシ科、ウオノエ科、ニセウオノエ科: だんだんダンゴムシ
ムンノプシス科の一種 Rectisura herculea
>千島海溝~日本海溝の水深6945~7703mに生息する。餌をしかけたワナに誘引されることが報告されている。
Locomotory activity and feeding strategy of the hadal munnopsid isopod Rectisura cf. herculea (Crustacea: Asellota) in the Japan Trench
南極で見つかった同属の新種の論文
Rectisura menziesi sp. nov. - a new deep-sea isopod from the Weddell Sea, Southern Ocean (Asellota: Munnopsididae: Storthyngurinae)
ムンナ属 Munna の一種
深海のグソクムシ、ミズムシは、生態がほとんど何もわかっていない。
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