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2017年11月

2017年11月30日 (木)

石垣島の小学生のフナムシの研究

沖縄の石垣島の小学生が作った「フナムシの研究」が、

沖縄電力のホームページからダウンロードできる。

https://www.okiden.co.jp/shared/pdf/corporate/exhibition/science39/01.pdf



フナムシの研究

石垣島のフナムシの行動観察をして、生態についてまとめてある。

個体名がわかりやすいおかげで、採集場所が推定できる。

※写真を見たところ、フナムシ Ligia exotica ではなく、リュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis



・水の中より陸にいることが多い。(環境によるのではないかと私は考えている。どうなんだろう)

・交替性転向反応を示す。

・秒速20cmで走れる。

・触角、胸脚、尾肢、底板は失っても再生する。(フナムシの尾肢の再生: だんだんダンゴムシ

・共食いする




交尾

・交尾姿勢に2種類あり、腹部をメスの下に潜り込ませる方法と、メスを横向きにする方法がある。

・交尾器の挿入は、右左を何回も繰り返す。

・挿入が1回で終わると、子どもの数が少ない。

・メスは一回で約50匹産む



ダンゴムシの交尾、フナムシの交尾: だんだんダンゴムシ

で書いたインドのフナムシの交尾と若干異なる。

知られていないことも書かれている。



ビデオを撮っているようだ。

どうやったら交尾を観察できるんだろう?



「いろいろな本をさがして、フナムシについてくわしく調べようと思ったけど、なかなかくわしくのっていなかった。」という文章は鋭い。

フナムシの生活は意外と知られていない。




ジグザグあるくの?ダンゴムシ

もう一つ、ダンゴムシの交替性転向反応の研究も表彰されてた。

ただ、写真を見ると、ダンゴムシではなくタマヤスデに見える。

講評で

>ダンゴムシの体の構造についても写真やスケッチでまとめてみると更に良い研究になると思います。

とある。審査員も気づいている?







自分が小学生のときも似たような研究をやっていたのを思い出す。

(大きな声で言えないけど、親がすごいんだよね…自分がそうでした)

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2017年11月27日 (月)

ウミホタルに寄生するワラジムシ目:ウミホタルガクレ

歌魚風月さんからウミホタルをいただきました。

ウミホタル Vargula hilgendorfii とは、肉食の貝虫亜綱の甲殻類。
Imgp1436
左は甲羅を開けたところ。



このページの最後にウミホタルガクレがいるのでは?とあり、その通りでした。

ウミホタルガクレとは、寄生性のワラジムシ目(等脚類)です。




ウミホタルガクレ

ウミホタルガクレは、大きさは1~2mm程度で、ウオノエ亜目に属する。

水産無脊椎動物研究所のウミホタルガクレの性転換というサイトに詳しい生態が書いてある。

2匹で寄生すると雄性先熟型の性転換をする、ウミホタルの卵を食べてメスは卵をつくる、などなど。



甲羅の中に1匹いた。
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黒線

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Imgp1443
拡大すると確かに等脚類な雰囲気。

眼がない。


Imgp1442
顔がダーウィンが来た!のヒゲじいに見えた。




ヒゲ(まつ毛?)のように見えるものは、第1触角の第1節である。

節が後ろへ広がってフォーク状に分岐し、独特な形をしている。

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なぜこんな形を?

論文には書いていなかった。



Imgp1446
第1胸脚の前節の形が種によって微妙に違う。

この種は Onisocryptus ovalis だと思う。



他に、Onisocryptus kurilensisOnisocryptus sagittus がいる。

どの種もウミホタルを宿主とする。



Imgp1447
うまく映ってないが、腹尾節がギザギザ。



だいぶ前にもらったが、載せるまで時間がかかってしまった。

知らない種は調べるのが大変で………と言い訳

得意分野以外は厳しい。

しかもやるべきことをほったらかしでこれを観察。今後が大変である。










関係ない話さそうである話

日本甲殻類学会は、英文と和文の学術雑誌を毎年出している。

一部の巻は無料で読める。

英文誌 Crustacean Research

和文誌 CANCER





日本土壌動物学会の出す学術誌 Edaphologia も最近のものは無料で読める。

どちらもダンゴムシやワラジムシなどの研究が時々載るので読んでいる。

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2017年11月23日 (木)

ワラジムシがクモに食べられていた。チバニアン。

ワラジムシがクモに食われていた。
Photo
網を張るクモに食べられているのは珍しい。




チバニアンが誕生する?

2013年に房総半島を訪れ、地磁気逆転を示す地層を見学した。

館山の沖ノ島のワラジムシ、房総半島の観光地: だんだんダンゴムシ

その時の写真
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杭の説明

千葉県深海盆ジオパーク推進協議会なる組織があるらしい。

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ボーリングの後?



行った時、全く世間から注目されていなかった。

しかし2015年あたりから、ここを国際標準模式地に認定するという報道されるようになった。

そして今年、ついに認定されることがほぼ確実になった。



特に理由もなく、訪れただけだった。

こんなになるとは思わなかった。



Imgp57712_2
場所がわかりにくい、足元悪い、駐車スペース狭い、周りにほとんど何もない。

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2017年11月19日 (日)

ダンゴムシと爆発

日経新聞を読んでたら、核ミサイルの攻撃への対処法の記事があった。

ミサイルだ!「ダンゴムシのポーズで」身を守れ

>低い姿勢で頭を抱えて丸くなる「ダンゴムシのポーズ」をとって身を守った。


アメリカでは亀と見なすらしい。

Duck and Cover

このポーズは世界で共通のようだ。

wikipediaに、直撃でない限り有効、とある。


事前に、頑丈な建物に避難する(コンクリート製の建物内)、もしくは屋外ではくぼ地、側溝などに隠れる必要がある。


スイスで出版された「民間防衛-あらゆる危険から身をまもる-」も同じことを書いている。

ポーズは同じだが、手で顔を覆って目を塞ぐ、と微妙に違う。


Googleで「だんだんダンゴムシ」と検索すると、

地震のとき、ダンゴムシのポーズをするように呼び掛けるyoutubeが出る。

Duck and Cover も地震にも有効とあった。

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2017年11月14日 (火)

千葉大のオオグソクムシ、コシビロダンゴムシ

千葉大学の理学部2号館にオオグソクムシが展示されている。
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1匹死んでしまい、1匹だけになってしまった。








野外のコシビロダンゴムシも減っている気がする。

西千葉キャンパスは1ヶ所だけコシビロダンゴムシがいるが、
Photo_4
昔は落ち葉が積んであったが、片付けられてしまって厳しい。



別の場所から落ち葉を持ってきたいけど、

場所によって落ち葉の質が違うからダンゴムシに悪影響がありそうで悩む。

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2017年11月 8日 (水)

木の切り口に集まったワラジムシ

アカメガシワの枝を切ろうとして疲れて途中でやめた。

そしたら、切り口の隙間にワラジムシが住むことになった。
Imgp1435
いっぱいいる。

Photo
ぎゅうぎゅうに詰まっている。



地上から1m以上もある。

なぜわざわざ地面からよじ登るのか?

もしかしたら、滲み出した樹液を飲んでいるのかもしれない。

登りに来るほどおいしい?








関係ない話

近くに蒸気機関車が展示してある。

この機関車のナンバープレートは過去に何度も盗まれている。

わざわざ機関車によじ登り、外していくという犯行。

これも登るほど価値あるのかな




結局返って来ず、今は模造品をつけているらしい。

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