石垣島の小学生のフナムシの研究
沖縄の石垣島の小学生が作った「フナムシの研究」が、
沖縄電力のホームページからダウンロードできる。
https://www.okiden.co.jp/shared/pdf/corporate/exhibition/science39/01.pdf
フナムシの研究
石垣島のフナムシの行動観察をして、生態についてまとめてある。
個体名がわかりやすいおかげで、採集場所が推定できる。
※写真を見たところ、フナムシ Ligia exotica ではなく、リュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis 。
・水の中より陸にいることが多い。(環境によるのではないかと私は考えている。どうなんだろう)
・交替性転向反応を示す。
・秒速20cmで走れる。
・触角、胸脚、尾肢、底板は失っても再生する。(フナムシの尾肢の再生: だんだんダンゴムシ)
・共食いする
交尾
・交尾姿勢に2種類あり、腹部をメスの下に潜り込ませる方法と、メスを横向きにする方法がある。
・交尾器の挿入は、右左を何回も繰り返す。
・挿入が1回で終わると、子どもの数が少ない。
・メスは一回で約50匹産む
ダンゴムシの交尾、フナムシの交尾: だんだんダンゴムシ
で書いたインドのフナムシの交尾と若干異なる。
知られていないことも書かれている。
ビデオを撮っているようだ。
どうやったら交尾を観察できるんだろう?
「いろいろな本をさがして、フナムシについてくわしく調べようと思ったけど、なかなかくわしくのっていなかった。」という文章は鋭い。
フナムシの生活は意外と知られていない。
ジグザグあるくの?ダンゴムシ
もう一つ、ダンゴムシの交替性転向反応の研究も表彰されてた。
ただ、写真を見ると、ダンゴムシではなくタマヤスデに見える。
講評で
>ダンゴムシの体の構造についても写真やスケッチでまとめてみると更に良い研究になると思います。
とある。審査員も気づいている?
自分が小学生のときも似たような研究をやっていたのを思い出す。
(大きな声で言えないけど、親がすごいんだよね…自分がそうでした)
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