ダンゴムシのガチャを検証した(前編)
ダンゴムシのガシャポンを東京駅でサンプリングした。
ダンゴムシの形をしているか確かめた。
結論から書くと、精巧にできており、オカダンゴムシそのものだった。
開発者はオカダンゴムシの図鑑を見て作ったらしいが、想像以上の完成度。
少し本物と違う所もあるが買う価値があった。
仮説:バンダイが発売したダンゴムシのカプセルトイのモデルは、オカダンゴムシ Armadillidium vulgare である。
検証方法:購入したダンゴムシのカプセルトイのパーツの形が、家の庭で採集したオカダンゴムシの形と同じかをチェックする。
体節の数 ◎
節の重なり方もほぼ完璧。
触角 ○
ガチャは柄節が1節少ない。
節の長さ、太さ、形は、本物に近い。
第1触角(矢印)が再現されていなかった。
逆三角形の頭楯や、丸まったとき触角をしまう溝は模られている。
頭 ○
実際の眼は複眼だが、ガチャは単眼のように作られている。
丸くなったとき、オカダンゴムシは頭とお尻の間に隙間をつくる。コシビロダンゴムシは隙間がない。
オカダンゴムシの特徴である隙間が再現されている。
口
口はデフォルメされている。
胸脚 △
ガチャは生えている位置が後ろにずれ、
第1胸節に胸脚がなく、腹節から第7胸脚が生えている。
ガチャの最大の問題点だが、製作上、仕方がなかったのかもしれない。
第1胸脚
実際の脚の先端は二叉に見える。
脚には全体的に毛が生えるが、細い構造は再現していない。
胸脚の形を少しずつ変えている。実物同様、第7胸脚は少し大きく作られている。
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