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2019年3月

2019年3月 8日 (金)

メダマグソクムシ

前のページの続き



メダマグソクムシ

メダマグソクムシ Aegiochus vigilans だと思う。


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腹尾節の後ろがギザギザ


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目がとても大きい




交尾針

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オスの第2腹肢

見えにくいが交尾針がある。



Bruce, N. L. (1983). Aegidae (Isopoda: Crustacea) from Australia with descriptions of three new species. Journal of Natural History, 17(5), 757-788.

ここによると、メダマグソクムシの交尾針は最初は上の写真のように内肢より短く、成長につれて長くなり、最終的に上の写真の2倍ぐらいの長さになる。



さらに、オスは頭と第1胸節の形も変わって、メスと違う形になるようだ。

成熟すると、カブトムシのような角が頭に生え、背中にはツノゼミのような突起が生える。

この変化は、体長の変化を伴わない。

メダマグソクムシとA. webberi にしか見られない珍しい特徴。



頂いたグソクムシは成熟していないかもしれない。

エサを食べた直後だから?

この後、海底で成熟する?






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←オス、メス→

かなり交尾針がわかりづらい。形も雌雄で同じ。

この後、脱皮を繰り返して大人になるのだろう。



腹の色が赤、青、黄色。

色は腸内の食べ物?

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色と雌雄は関係ないと思われるが、

論文に色についての記述はなく、よくわからない。





体表の色については、論文でアルコールで茶褐色と書いてあるが、生きている状態では白っぽい。

アルコールに入れたら、茶色に変色した。

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グソクムシ科Aegiochus属

歌魚風月さまからグソクムシをもらいました。

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腹が膨れている。

おそらく魚の寄生虫。



グソクムシ科、スナホリムシ科、スナホリムシダマシ科、ウオノエ科、ニセウオノエ科: だんだんダンゴムシを参考にすると、グソクムシ科だった。

前3対の胸脚が鎌型、後ろ4対は歩行用で、maxillipedの頂端に棘あり。




グソクムシ科の属への検索表

Bruce, N. L. (2009). The marine fauna of New Zealand: Isopoda, Aegidae (Crustacea) NIWA.

グソクムシ科の検索表があった。(日本語訳が怪しい)


1.第7胸節より第1腹節が狭い、多くは目がない━━━2
1.第7胸節は第1腹節は狭くない、大きな目がある━━3
2.額葉あり、maxilliped palp3節、尾肢のramiが層状━━━━━━━━Syscenus
2.額葉なし、maxilliped palp2節、尾肢内肢のramiはstub状、外肢は糸状━━Xenuraega
3.背中が潰された形、額葉は細く、盾型か下膨れ、rostrumの前方が広く円いか切り欠け━━ウオノシラミ属 Rocinela
3.背中がアーチ状、額葉は広い、rostrumは狭く円いか先が尖る━━━━━━━━━━4
4.rostrumの前方が尖る、額葉の背面が平ら、第1触角柄節が平ら━━5
4.額葉は後端がフリーで狭い、触角は平らでない━━━━━━━━6
5.尾肢のramiが同一平面上で腹尾節の先端に届く、尾肢内肢の側面に凹みがない、腹尾節後端が強く突き出ない━━━━グソクムシ属 Aega
5.尾肢外肢に対して内肢は斜めで、腹尾節の先端を越えない、略尾肢内肢の側面に凹みがある、腹尾節後端がグッと突き出る━Aegapheles
6.rostrumは腹側へもしくは腹側と後方へ曲がる、maxilliped palp第5節は幅より長さが長く、第4節とくっつかない━━Aegiochus
6.rostrumは小さく、突き出ず、背中側から見えない、maxilliped palp第5節は小さく、第4節の幅の0.3倍未満━━━━Epulaega




Aegiochus

同定したところ、Aegiochus属の特徴を持っていた。


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長方形な体


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大きい目


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第1触角の節が棒状

目の間の前方の正中線上にある先端部分(rostrum)が下方に折れ曲がり、頭楯の腹面が広く平たくならない。


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maxilliped



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グソクムシ属 Aega

rostumは際立って鋭く前方に突き出る、第1触角の柄節のうち2節は背腹軸方向に押しつぶされた形になり、そこに前外側にlobeや細い第3節があることがある、尾肢原節に細長い正中するlobeがあり、それは尾肢内肢の長さまで伸びる。

グソクムシ科のグソクムシ属Aegaは、鳥羽水族館のブログに写真があった。

第1触角の節が平たく、頭楯の腹面が平たいので、Aegiochus属ではなくグソクムシ属であるとわかる。

メナガグソクムシはAega属、メダマグソクムシはAegiochus属。




ウオノシラミ属 Rocinela

魚の血を吸う。海底によく潜んでいて、食事のときだけ魚に貼り付く。

体側面の縁は徐々に先細る、顎脚の鬚は2~3節、第1触角柄節は平たくならない、額葉は小さく頭楯は幅広、上唇は小さくフリー、大顎の鬚の第1節は細長い。

BRUSCA, R. C., & FRANCE, S. C. (1992). The genus Rocinela (Crustacea: Isopoda: Aegidae) in the tropical eastern Pacific. Zoological journal of the Linnean Society, 106(3), 231-275.

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ニホンスナホリムシモドキ?モクズスナホリムシ?

歌魚風月様よりスナホリムシをいただいた。

もらったのは2017年で忘れていました。すみません。

沈木に棲む生物


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5mmぐらいのスナホリムシ



スナホリムシ科で間違いない。

スナホリムシ科は62属あり、以下の7属が日本から見つかっている。

スナホリムシ科
┣スナホリムシ属 Cirolana
┣モモブトスナホリムシ属 Natatolana
┣ナガスナホリムシ属 Dolicholana
┣ヒメスナホリムシ属 Excirolana
┣ナギサスナホリムシ属 Eurydice
┣オオグソクムシ属 Bathynomus
┣スナホリムシモドキ属 Metacirolana





ニホンスナホリムシモドキ Metacirolana japonica

サイカイナギサスナホリムシ Eurydice saikaiensis

サドスナホリムシ Cirolana sadoensis ?

モクズスナホリムシ Cirolana liginicola ?



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1cm以下で、スナホリムシでは小さい方。


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第2触角が離れ、第1触角がくっつき気味。

頭楯が前に出っ張る。

額片が膨らむ。


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頭楯が前に出っ張る。


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第4腹節が第5腹節の側面を覆う。

腹尾節の後端が長方形だが、中心が浅くくぼむ。




情報がなくてニホンスナホリムシモドキについてよくわからない。

サイカイナギサスナホリムシにも見えるが違う。

サドスナホリムシとモクズスナホリムシに似るが、複眼が大きいので違うかもしれない。

モクズスナホリムシは木材から採集されているので、これかもしれない。

学術用語が難しすぎて決められない。

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ダンゴムシのクッキー

ダンゴムシのクッキーをもらった。

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おいしい


ネッタイコシビロダンゴムシだとわかるレベルのできですごい。

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