陸にもいるイタリアのハマダンゴムシ
ハマダンゴムシ科Tylidaeは2属に分かれる。
ハマダンゴムシ科
┣ハマダンゴムシ属Tylos
┗Helleria
ハマダンゴムシ属はすべて海岸にいるダンゴムシである。
Helleria属は Helleria brevicornis だけからなる属で、海岸から離れた所でも見られる珍しいハマダンゴムシである。
Helleria brevicornis はイタリアのコルシカ島、サルデーニャ島、トスカーナ群島とイタリア本土、フランス本土の一部にいる。
腐葉土の中に穴を掘って生活する。
他のダンゴムシやワラジムシと違って、ハマダンゴムシは生涯で一回だけ繁殖する、貯精嚢がないので繁殖脱皮のとき交尾しないと卵が受精しない、繁殖前ガードをするなどの特徴がある。
Helleriaの呼吸器の白体の構造はハマダンゴムシ属や他のダンゴムシと違う。
遺伝子解析によると4つのグループに分かれ、コルシカ島とサルデーニャ島は遺伝的に少し違うらしい。
本土とトスカーナ群島のHelleriaはコルシカ島の個体と遺伝的に同じなので、人為的な持ち込みの可能性があるらしい。
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