ヘラムシは体の色を周りと合わせるらしい
ハマダンゴムシはいろんな色があっておもしろいと常々思っている。
土と生き物というブログに、黒い砂浜に黒いハマダンゴムシがいたというページがあった。
周囲の色で自分の色を変えるのかな?
似たような話は等脚類の保護色の研究はヘラムシで見た。
ヘラムシは赤の色素カンタキサンチンと緑の色素結合タンパク質を持っていて、それぞれの色素の割合によってヘラムシの体の色が赤~茶色~緑になる。
海藻や海草にくっついて、βカロチンなどから色素を合成することで体色を変化させ周囲の海藻に合わせるらしい。
実験でも保護色により食べられにくくなることがわかっている。
そういえばNosilのナナフシの色と生態の話がとてもおもしろかった。
フナムシの腸に寄生するカビ、フナムシヤドリ
海岸にいるフナムシの腸内に寄生するカビの話を読んだ。
神奈川県のフナムシの後腸から新種の腸内寄生菌フナムシヤドリを見つけている。
Asellaria属は等脚類の腸内から採集される菌らしい。
ハマダンゴムシのHelleria属の腸内に寄生するカビもいるらしい。
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