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2022年10月

2022年10月31日 (月)

ハマ、ハマベ、ミギワ、シオサイ、ウシオ、ウミベ

海岸にいるワラジムシ亜目の和名は海に関係する名前になってことが多い。

ハマダンゴムシ

ハマワラジムシ

ハマベワラジムシ

ミギワワラジムシ

シオサイワラジムシ

ウシオワラジムシ

ウミベワラジムシ

これらが和名として存在する。いっぱいいて混乱させられる。

ちなみにタマワラジムシやフナムシなどは海浜性だが海岸に関係ない名前になっている。



ハマダンゴムシ科ハマダンゴムシ属ハマダンゴムシ
Imgp4851

シオサイワラジムシ科ハマワラジムシ属、ハマベワラジムシ属

ヒゲナガワラジムシ科ヒゲナガワラジムシ属(ミギワワラジムシ属はヒゲナガワラジムシ属に吸収された)
Imgp4410

ウシオワラジムシ科ヒイロワラジムシ属

ウミベワラジムシ科サイシュウウミベワラジムシ属(日本の種は過去にウミベワラジムシ属Scyphaxと分類されたが、全種がサイシュウウミベワラジムシ属Quelpartoniscusに移された)


複雑すぎて覚えられない。

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2022年10月 3日 (月)

跳ねるワラジムシを見てみたい

Schmalfuss (1984)などによると、ワラジムシ亜目は生態によっていくつかのタイプに分けられる。

Clinger:動きが鈍く、幅広の体型(Oniscus属など)
Runner:動きが早く、細い体型(ヒメフナムシ属など)
Roller:体を丸められる(オカダンゴムシ科、コシビロダンゴムシ科など)
など


Runnerには、Jumperというタイプを加わえることがある。

Ischioscia属やトゲモリワラジムシ属(Burmoniscus属)の一部はヨコエビのように飛び跳ねるらしい。

トビムシのように尾を叩きつけることで、種類によっては20cmも跳躍するらしい。

捕食者から逃れるためと書いてあった。


モリワラジムシは日本にもいるので、見つけて動画を撮りたい。


写真が楽しい論文があった↓
Tuf IH, Ďurajková B (2022) Antipredatory strategies of terrestrial isopods. In: De Smedt P, Taiti S, Sfenthourakis S, Campos-Filho IS (Eds) Facets of terrestrial isopod biology. ZooKeys 1101: 109-129.

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