カテゴリー「フナムシ、ヒメフナムシ」の31件の記事

2018年4月30日 (月)

ガタガールのフナムシ回

以前ウオノエが出てくる漫画ガタガールを取り上げた。

ウオノエがでている漫画「ガタガール」を買ったけれど



フナムシ回もやっていた。

https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156629683546(公開期限あり)

Photo
確かにフナムシはよく見るとかわいい


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ただし真正面から見ると、カマキリみたいに見えて微妙



フナムシは「ゲロマズ」と書いてある。

ダンゴムシ類も不味いらしい。



脚の筋肉組織だけを取り出して食べたら美味しい?

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2018年4月24日 (火)

水中でヒメフナムシを生かす方法がわからない

ヒメフナムシは普段は土にすむけれど、ひょっとしたら水の中でも生きられるかも?と思い、

ヒメフナムシは水の中で生きられるか?

を書いた。

結局、水中ではすぐ死んでしまった。

この時はエアーがなかったから失敗したと思った。




再びヒメフナムシを手に入れたので、また水中へ

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固形の酸素発生剤

エアーポンプがないので代わりに入れた。




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1日目はクリア。

落ち葉も入れた。




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3日目、死んだ。




エアーなしよりも生き延びたので、溶存酸素で呼吸していそう。

数日なら水中で生きられるようだ。




ヒメフナムシが川底からよく見つかるようなので、実際はもっと長く生きられると思いたい。

もっと落ち葉がいるのかな?

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2018年4月22日 (日)

かわいいフナムシ Ligia pallasii

かわいいフナムシを教えてもらった。

その名も Ligia pallasii

(パラシーフナムシ?)



カリフォルニアのフナムシ

Ligia pallasii
wikipedia

尾肢が短い。

Eberl, R. (2012). Distribution, habitat and food preferences of sympatric high intertidal isopod species Ligia occidentalis and Ligia pallasii (Ligiidae: Oniscidea). Journal of natural history, 46(29-30), 1779-1797.



アメリカの西海岸に分布していて、Ligia occidentalis と分布が重なっているが、地形によって分かれて住んでいる。

Ligia pallasii は岩の崖の隙間に住み、温度変化、乾燥、捕食を避けていると書いてある。

Ligia pallasii は一年中繁殖しているが、Ligia occidentalis は初夏に一回だけ。



どちらも海藻類などをエサにしているが、以下のことからエサの競争がないかもしれないとしている。

実験下では一緒にいてもいなくても食べるエサの量が変わらない

好みの海藻の種類が2種が一緒にいる場所とそうでない場所の個体で変わらない



このフナムシは研究によく使われている。

系統学、生態学、生理学まで色々。

Eberl, R. (2013). Phylogeography of the High Intertidal Isopod Ligia Pallasii (Isopoda: Oniscidea) from the Aleutian Islands to Monterey Bay. Journal of Crustacean Biology, 33(2), 253-264.

系統の研究では、アメリカ西海岸を4000kmに渡って調べて

L. occidentalis はかなり遺伝分化しているのに、L. pallasii は分化してない。

L. pallasii は最近まで生息地が狭かったのが原因かもと書いてある。





Google ScholarCiNii のような検索サイトは便利。

参考文献リストから辿ったり図書館に行ったりする必要が少ない。

知識に軽減税率を適用するならグーグルに是非。新聞も毎日読んでるけどあまり知識量(最近は質も…)を感じない。




世界中のフナムシ

世界中のフナムシの遺伝子を調べた研究もあった。

https://peerj.com/preprints/3497.pdf



日本固有の系統が2つもあるが、汎世界的な系統も見つかるという不思議な結果。



朝鮮半島の東にフナムシ Ligia exotica 、西にキタフナムシ Ligia cinerascens ときれいに分かれている。

日本では、この2種は地形によって住み分けている。

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2018年3月 7日 (水)

ヒメフナムシのお尻から紐

神奈川県で捕まえたヒメフナムシをアルコールで標本にした。

体の後端(肛門?)から線虫のようなものが出てきた。

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腹尾節の腹側から飛び出ている。

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土壌の線虫?それとも寄生性の線虫?ただの植物の繊維?



ダンゴムシやワラジムシでもいる?

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2018年1月31日 (水)

山の渓流にいるフナムシ。ヒメフナムシじゃない方

「ダンゴムシの本 まるまる一冊だんごむしガイド (奥山 風太郎, みのじ著)」という本に淡水周辺にいるフナムシが出てくる。

小笠原諸島の川の周りに、ナガレフナムシがいて、

南西諸島の池にも、名前がないフナムシがいると書いてある。



山にいるフナムシというとヒメフナムシ属が浮かぶが、海岸のフナムシとは姿形がだいぶ変化している。

ナガレフナムシは海岸にいるときの形を保ったまま、渓流域で一生を過ごす。

上の本では、ナガレフナムシを、「世界初の淡水フナムシ」としている。



探したら、ナガレフナムシの記載論文にも

「純粋な淡水域に生息する種としては本属で初めて」と書いてある。

うーん…???


海岸以外にすむフナムシはすでに見つかっている。

下にあげるフナムシは川で生きる。




海岸以外で生きるフナムシたち

今のところ、ナガレフナムシと合わせて、8種見つかっている。

フナムシ属が50種ぐらいだから、あんまり珍しくないかも。


Ligia simoni
(Dollfus, 1893) from Colombia and Venezuela
Ligia perkinsi
(Dollfus, 1900) from the Hawaiian islands
Ligia platycephala (Van Name, 1925) from Venezuela, Guiana, and Trinidad
Ligia latissima
(Verhoeff, 1926) from New Caledonia
Ligia
philoscoides Jackson, 1938 from the Austral Islands
オガサワラフナムシ Ligia boninensis Nunomura,1979 from the Bonin Islands, Japan
Ligia taiwanensis Lee, 1994 from Taiwan
ナガレフナムシ Ligia torrenticola Nunomura, 2011 from Hahajima Island, Japan

Taiti, S., Arnedo, M. A., Lew, S. E., & Roderick, G. K. (2003). Evolution of terrestriality in Hawaiian species of the genus Ligia (Isopoda, Oniscidea). Crustaceana Monographs, 2, 85-102.

Santamaria, C. A., Mateos, M., Taiti, S., DeWitt, T. J., & Hurtado, L. A. (2013). A complex evolutionary history in a remote archipelago: phylogeography and morphometrics of the Hawaiian endemic Ligia isopods. PloS one, 8(12), e85199.



熱帯に多い。

川に進出できないのは、他の生き物がいるのが原因かな?

小笠原諸島はライバルがいないのかもしれない。






ちなみに、市販の図鑑では、フナムシを海の生き物としているが、フナムシは立派な陸の等脚類 terrestrial isopod です。

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2017年11月30日 (木)

石垣島の小学生のフナムシの研究

沖縄の石垣島の小学生が作った「フナムシの研究」が、

沖縄電力のホームページからダウンロードできる。

https://www.okiden.co.jp/shared/pdf/corporate/exhibition/science39/01.pdf



フナムシの研究

石垣島のフナムシの行動観察をして、生態についてまとめてある。

個体名がわかりやすいおかげで、採集場所が推定できる。

※写真を見たところ、フナムシ Ligia exotica ではなく、リュウキュウフナムシ Ligia ryukyuensis



・水の中より陸にいることが多い。(環境によるのではないかと私は考えている。どうなんだろう)

・交替性転向反応を示す。

・秒速20cmで走れる。

・触角、胸脚、尾肢、底板は失っても再生する。(フナムシの尾肢の再生: だんだんダンゴムシ

・共食いする




交尾

・交尾姿勢に2種類あり、腹部をメスの下に潜り込ませる方法と、メスを横向きにする方法がある。

・交尾器の挿入は、右左を何回も繰り返す。

・挿入が1回で終わると、子どもの数が少ない。

・メスは一回で約50匹産む



ダンゴムシの交尾、フナムシの交尾: だんだんダンゴムシ

で書いたインドのフナムシの交尾と若干異なる。

知られていないことも書かれている。



ビデオを撮っているようだ。

どうやったら交尾を観察できるんだろう?



「いろいろな本をさがして、フナムシについてくわしく調べようと思ったけど、なかなかくわしくのっていなかった。」という文章は鋭い。

フナムシの生活は意外と知られていない。




ジグザグあるくの?ダンゴムシ

もう一つ、ダンゴムシの交替性転向反応の研究も表彰されてた。

ただ、写真を見ると、ダンゴムシではなくタマヤスデに見える。

講評で

>ダンゴムシの体の構造についても写真やスケッチでまとめてみると更に良い研究になると思います。

とある。審査員も気づいている?







自分が小学生のときも似たような研究をやっていたのを思い出す。

(大きな声で言えないけど、親がすごいんだよね…自分がそうでした)

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2017年10月 7日 (土)

愛媛のフナムシ、ヒメフナムシ、チビヒメフナムシ

海岸にいるのが、フナムシ

森にいるのが、ヒメフナムシ、チビヒメフナムシ

フナムシ科の属、亜属: だんだんダンゴムシ

超珍しいフナムシ、チビヒメフナムシ: だんだんダンゴムシ



愛媛のフナムシ、ヒメフナムシ、チビヒメフナムシ

フナムシ三兄弟を愛媛県で取った。

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左から、フナムシ Ligia exotica 、ニホンヒメフナムシ Ligidium japonicum 、イヨチビヒメフナムシ Ligidium iyoense

フナムシの大きさが圧倒的。



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ヒメフナムシ、チビヒメフナムシを拡大



ヒメフナムシ、チビヒメフナムシは山の中、

フナムシは伊方町の漁港で捕まえた。




チビヒメフナムシ
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イヨチビヒメフナムシは愛媛県だけにいる珍しいフナムシ

愛媛県のレッドデータブックに要注意種として載っている。



捕まえた場所
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大きめの砂利と、リターが積もっている。

植林されたと思われるスギが生えていた。伐採されたらいなくなりそう。



発見には苦労すると予想して、入念に準備した。

過去の記録と、今までのチビヒメフナムシの採集経験と、衛星写真で当たりをつけた。

おかげで見つけることができた。








クラウス

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道後温泉で、あっ、クラウスだ!と思ったら、本当にクラウス製蒸気機関車(レプリカ)だった。

日本にクラウスが輸入されてるのは知らなかった。

スチームドームが好き。

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2017年5月20日 (土)

神奈川県生田緑地のダンゴムシ

神奈川県の生田緑地に行ってきた。

オカダンゴムシがいた。

在来種のワラジムシとヒメフナムシもいた。


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後ろ半分を脱皮しようとしている。


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ヒメフナムシ



ゼンマイが生えていた。胞子葉を出していた。
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よく見ると、栄養葉がいくつか切り取られている。

ゼンマイあるある

この時期、胞子葉だけを掲げるゼンマイをあちこちで見る。


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毛虫も葉っぱを食べていた。

シダを食べる昆虫は珍しい。


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ベニシダ


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ホラシノブ


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オニヤブソテツ


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よく見かける気がするシダ

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2017年4月19日 (水)

ヒメフナムシのえびぞり

ヒメフナムシを水につけたときの腹肢のパタパタを撮影(下のリンク)したときに気づいた。

ダンゴムシが鰓をパタパタしていた: だんだんダンゴムシ


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フナムシに水をかけると、体を反らせて、おしりを上にあげる行動をする。



こうすることで、呼吸器である腹肢が空気中に出る状態になる。

腹肢を空気に曝して、呼吸しやすくしていると思われる。

エビぞりをしているように見える。

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2017年3月27日 (月)

フナムシのおなかの白い点々

ダンゴムシやワラジムシに、おなかに白い模様があるものがいる。

ヒメフナムシ
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体の裏側に、まるい点が並ぶ。


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普通は白色部が全くない。


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腹部が全身白い。

前半分が全体的に白く、脱皮の直前であることを示している。

脱皮前に廃棄予定の古い殻が濁る。



脱皮は、後ろ半分→前半分、と行うため、

後ろ半分の脱皮を終わらせたあと、前側にカルシウムなどを移動させていて、それが蓄積して見えているのかもしれない。

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